【長編】マビノギと言う人生の1/3くらいを捧げたネトゲの話【mabinogi】

ゲーム
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今回は自分がネトゲ廃人だった時の話です

マビノギ(MABINOGI)と言うゲームでサーバーはタルラーク
きのこんと言う名前でプレイしていました

元々、ネットのHNは「魔法のきのこ」と言うHNでやっていたのですが、「流石に色々とまずいな?」と思い、パンヤをプレイする時に「平成きのこ」に名前を変えました

その後2006年にマビノギをプレイする事になったのですが、その時に「きのこん」と言うHNを付けそこからは18年くらい「きのこん」でやっています
HPのアドレスがmahouなのはその名残ですね・・・

自分が設立した訳では無いのですが
管理人を譲り受けてmixiのタルラークのコミュニティの管理人もやっていました

このブログはソシャゲのプレイレポートみたいな感じで何個か記事を投稿しているのですが
基本的にはそのゲームをプレイした事の無い人にも楽しめる内容で作成しています

しかし、マビノギはプレイ年月がかなり長いので、全部を網羅すると記事内容も膨大になってしまい、そうなると自ずと経験者しか解らない話が多くなってくると思うんですよね・・・

って事で未経験者の方でも楽しめる内容且つ、自分が経験した強烈なエピソードを何個か紹介しようと思います
とは言え、中には「これはちょっと表に出せないなぁ・・・」ってのもあったので、大分厳選した内容になります

当記事は2006年~2016年の間の出来事がメインとなります
最近のマビノギはインフレ化してしまった事もあり、2020年以降から始めた方は「初心者乙」みたいな内容になる可能性は高いです

逆に2010年頃にプレイしていた方は確実に直撃する内容です
また、マビノギを全くやった事の無い方や、他のネトゲならプレイした事のある方だと楽しめる内容になっているとは思います

最近始めた方も歴史書みたいな感じで楽しめて頂けたらな。と


当記事は文字数だけで言うと40000文字近くとかなりの長さになってしまいました
記事を分割しなかった理由も最後の方に書いています。

かなりの長い記事ですが未プレイの方でも「へー、マビノギって名前は聞いたことあったけど、こんなゲームだったんだ」みたいな感じで読んで頂けたらなと

すいません・・・
気付いたら60000文字を超えていました・・・

当時の事を思い出して書いていると次々と思い出がリフレインして10000文字くらい増えています

これ以上増えそうなら流石に分割しようと考えています・・・


今回の記事を書くにあたって「のんびりマビノギSNS」と言うマビノギのSNSサイトがありまして
自分はそこで不定期で日記を書いていたのですが、久しぶりに見てみると数年前にサイトが爆散していました
2009年~2012年頃には主にそちらで日記を投稿していたのですが、これが原因でこの時のSSがありません

当時のFLの方、複数名にSSや動画の方を提供して頂きました
ありがとうございます!

随時SSの方もアップしていこうと思います

ですので、基本的には自分の記憶を頼りに記事の方を執筆していますので
所々、既プレイの方は「この数値違うんだけど?」みたいな所もあるとは思いますが、大目に見て頂けると助かります

後、基本的に内容に関しては一切盛ったりはしておりません
2010年前後に関してはトップ廃人だった自負はありますので、当記事の内容に関しては噓偽りがない事をここに表明しておきます

マビノギってどんなゲーム?

この時代のMMOは数える程しかプレイしていない為、そこまでは詳しくは無いのですが
他のゲームが戦闘メインでガツガツしていたのに比べると、生産を前面に推し出していた事もあり、中には全く戦闘を全くしないで遊んでいた人も居る程です

※Wikiより

ゲーム内で「マビノギ」とは吟遊詩人たちの間で伝承される歌のことを意味しており、その名の通りゲーム内で作曲や楽器演奏を活用して、自作のオリジナル曲を披露できる点が大きな特徴のひとつである。また、ウルティマオンラインなどの一部を除く以前のMMORPGでのメイン要素である戦闘だけではなく、料理・衣服製作など生産に関するスキルやキャンプファイヤーなどといった生活感を醸し出すスキルも豊富である。

他にも、NPCから依頼を受けるアルバイトや遺跡の発掘などで経験値や通貨(単位はゴールド)を得られること、年齢や食べた物によって体型が変化することなど、既存のMMORPGとは一線を画している点が見られる。

こんな感じで戦闘以外の選択肢が豊富でした

女性が多かった

他ゲーと比べると女性比率は高かったと思います

自分は基本的にこの手のゲームは性別はを選択します
まぁゲームなんですからそりゃ可愛い女の子を操作したいじゃないですか?
モンハンとかも絶対女性を選びますよ

マビノギはテーマの1つが転生と言う事もあって、リアルで3週間経つと(課金で)転生する事が出来るのですが、その時に性別変更も可能でした
後から性別変更可能と言う事で、とりあえずで女性キャラを選んでいた人が多いのではないでしょうか?

ゲーム内の男性/女性アバターの比率だけで言うと2:8くらいでしたね
(もうちょっと女性が多かったかも?)

装備品の一部は男性専用や女性専用アイテムが存在するのですが、女性専用に比べると男性専用はかなり安く買えました
遊ぶだけなら男性アバターの方が遊びやすかったと思いますw

女性が多い話に戻るのですが
基本的にアバターが女性でも中身はおっさんな事が殆どです
この辺は話し方で大体解りますし、ゲーム内でも「女性アバターだから中身女性やな」と思っていた人は流石に居ません
ネトゲに慣れてない方だと「女性ばっかりやんけ!」って感じでナンパしたりしていましたが、大体「僕男の子なんだけど?」で散っていましたねw

現在だとディスコードをメインで使ってる人が多いと思いますが
当時は現在だとオーパーツと化しているSkypeが大流行していました
Skypeを使ってのボイスチャットプレイが流行っていました

自分は当時複数のグループに属していたのですが
その内、3個はボイスチャットを使用していました

その時思ったのが女性多くね?と感じました
特にグループAは野良のダンジョンで仲良くなったのが切っ掛けで入ったグループだったのですが、10人程のグループで女性の方が4人も居ました

他にもギルドの方で仲の良い方が居たのですが
普通に男性アバターを使っていて、ゲーム内チャットも気の良い年上の兄ちゃんみたいな感じだったのですが、一度ボイスチャットで遊ぶ事になったのですが「え?女性の方だったの?」とマジでビビった事がありました
後で「女だと思わなかったでしょ?」みたいな事も言われたので、そういう遊び方もあるんだなぁと

ギルド内チャットだと「明日は子供の参観日」とか「旦那がそろそろ帰ってくるから落ちるね~」とかも結構あったので、主婦の方が多かったです
主婦とニートが強いゲームでしたね

と言う訳でですね
女性が多いと言う事は、ある問題が発生するんですよね・・・

アバターの話

自分のアバターの話をします

マビノギは自身が操作するアバターを色々変更する事が出来ます
髪の色や髪型、目、鼻、口・・・等々です

当時、自分はCloverHeart’sと言うゲームにドハマりしていたのですが
このゲームに登場するキャラクターが金髪+ツインテールと言う事で、マビノギも金髪ツインテールで始める事にしました

※参考 CloverHeart’sより「御子柴 玲亜」

ただ、当時のマビノギのツインテールは髪型の種類が1種類しか存在せず、正直可愛くなかったんですよ
数か月くらいプレイしてから「ボブカット可愛くね?」となり、そこから現在までずっとボブカットのままです
ツインテール時代のSSを探したのですが、出てきませんでした・・・

と言う訳で自分の激☆カワアバターを置いておきますね・・・

ちなみに、衣装は全て裁縫スキルによる自分の手作りです

ささやきチャットの話

マビノギには露店と言うシステムがあるのですが
街の許可されたスペースに売りたいアイテムを置いて販売する事が出来ます

※公式サイトより

こんな感じです

ゲーム内のサーバーが1ch~10chまであったのですが
露店を利用する場合は人が多い1chで出すのが鉄則でした
また露店販売中は制限が掛かりますので、基本的に露店を出すときは放置=寝る時に出す人が多かったです

この日も、露店販売をして寝放置するかなーって事でダンバートン(※ゲーム内で1番人が多い街)の1chで露店を出して放置をしていました

こんな感じで放置していたのですが

気付けば知らない人が目の前に立っています
「ん?」と思っていると、ピコンピコンと通知音が鳴っています
チャット音です

マビノギのチャットは数種類存在するのですが
全体チャットとパーティチャット、ギルドチャット
基本的に使うのはこの3種類です
この辺りは説明は要らないでしょう

そして、普段は全く使う事が無いチャット機能があるのですが
それがささやきチャットです

この”ささやき”ですが@マークの後に相手の名前を付けてその後にチャットを打てばその人だけにチャットが届くシステムなのですが、正直な所使い勝手が悪すぎます
フレンドになっていればフレンド一覧からチャットを飛ばせるので、ほぼ使わない機能です
と言うか今まで存在を忘れていた程です
10年間でささやきチャットを使ったのも数回程度です

そんな”ささやき”機能まで使ってきてなんだろう?と思ってチャットを見てみたのですが

Aさん「すいません」
Aさん「お願いがあるのですが」

こんな感じのチャットでした

きのこん「はい」
きのこん「なんでしょうか?」

と、一応返しておきました

Aさん「見抜きしても良いですか?」

!!!!!!????

・・・いやまさか見抜きしても良いか?と言われるとは想定しなくて一瞬頭が真っ白になりました

いやしかし、逆に考えてみませんか?
自分のこのアバターが見抜きする程可愛いと思ってくれたのでは?と

♂:あの、すみません お願いが。
♀:何かな?

♂:見抜きさせてもらえないでしょうか⋯?

♀:見抜き?
♂:はい。
♀:あー
♀:そういうことか⋯
♂:いいでしょうか?
♀:うーん。
♀:たまってる⋯  ってやつなのかな?
♂:はい
♀:しょうがないにゃあ‥
♀:いいよ。

―RO某鯖のログ


普通に考えれば、こんなクソチャットはガン無視してch移動して運営に通報するのが一番なんでしょうが、この時の自分は頭がどうかしてたんでしょうね・・・

きのこん「しょうがないにゃあ‥」

Aさん「ありがとうございます!!!!!」

一人のオトコを救ってしまった話でした

プレイ時期とプレイ時間の話

正確な時期は覚えていないのですが
公式サイトの決済時期を確認すると2006年の3月頃に始めているみたいです
遊んでいたサーバーは前述の通りタルラークサーバーです
もしかすると最初は無課金だったのでもう少し前からプレイしていたかもしれません

タルラークは2005年の3月にβテストが開始されているので、正式サービスが何時からかは解りませんが、大体半年遅れくらいのスタートですかね?

遊んでいた時期としては、2016年の3月頃にマビノギ自体はほぼ休止状態になっています
それまでにも1年ちょっと休止しているので、実プレイだと9年程だと思います

少し前の話ですが、Twitterのサービスで今まで遊んだ時間が解るよみたいな機能をマビノギがやっていまして

それを試してみた所

21645時間でした

1年換算だと2405時間
1ヶ月だと200時間
1日平均だと6.7時間となります

露店放置等で24時間付けっぱなしの時もありましたが、落としている時の方が多かったので相当やっていると思います

マビノギ以外のゲームですと
格闘ゲームで有名なギルティギアシリーズが累計で10000時間は超えていると思います

XX→青リロ(ゲーセン)→青リロ(PC版)→アクセントコア→Xrd→Rev2→STRIVEと
かなりのシリーズをプレイしています
steam版だと

合計3800時間
ゲーセンとパソリロで6000時間くらいはやっていると思います
マビノギはそれの2倍以上プレイしています
間違いなく人生で一番プレイした時間が長いゲームでしょう

2006年から10年程プレイしたマビノギですが
2008年~2011年が一番廃人だったと思います

その頃は大学を中退して地元に帰ってきて頃なのですが
マビノギとパチスロしかやってなかったと思います

親の目が冷たかったなぁ・・・w
一応家にはちゃんとお金は入れていましたよ?

この頃はブログもやってたのですが
今回の記事を書くに辺り画像とか残っていないかなぁと昔やってたブログを見に行ったのですが
丁度2008年ごろのブログ記事でこんな事が書いてありました

クソみたいな生活してますねコレ

このクソみたいな生活は仕事が決まるまでの2年間くらいこんな生活を続けていました

マビノギのカップルの話

先程も述べましたが
マビノギは他ゲーに比べると女性が非常に多いゲームでした
そうなると、ゲーム内カップルを見掛ける事も少なくありませんでした

自分はマビノギを長期の間プレイしてきましたが
その間に見掛けたカップルは10組以上あると思います

・・・そしてその大半が崩壊しています

カップルの話その1

マビノギではゲーム内で結婚式を挙げる事が出来ます
時代の流れか、現在だと同性同士でも結婚が可能になりましたが、当時は異性同士の結婚だけでした

ゲーム内で結婚すると特殊なタイトルの「〇〇の嫁」「〇〇の旦那」みたいなタイトルを貰う事が出来ます

余談ですが、タイトルにはバフ効果が付いているのですが
夫婦タイトルはバフ効果上昇値が悪く、その辺にいる熊を殴ったら貰えるタイトルと上昇値も同じくらいでした
って事で、結婚して数日したら大体みんなタイトルは外していましたね・・・w

タイトル効果は弱いですし、婚約指輪も捨てられない呪いのアイテムなので、結婚する人は少なかった気がします

そんな結婚ですが、一度だけ結婚式に呼ばれた事があります
なんと、ゲーム内で出会ってリアルでも結婚すると言う事で
「すげー時代になったなぁ・・・」と当時は思ったものです

10年程前に出てアニメ化もした「ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?」と言うラノベがあるのですが、これも内容はゲーム内で出会ってリアルでも!?と言った話でした
漫画みたいな話もあるもんだなぁ・・・と

このカップルですが
自分が休止するまで仲良くやってるのを見掛けたので、自分が見た中だと唯一破局していないカップルだと思いますw
(まぁリアル結婚までしてますからね)

カップルの話その2

とあるカップルの話です
Aさん(女性)Bさん(男性)ととりあえずしておきます

AさんもBさんもそこそこの廃人でして、廃人カップルで有名でした
自分はAさんとはフレンドでしたが、Bさんとはフレンドにはなっておらず
AさんBさんと一緒にダンジョンに行った事は何回かあります

基本的にAさんとBさんは一緒に行動をしている事が多かったので
Aさんにダンジョンに誘われると毎回Bさんが居ました

ある日の事です
Aさんからダンジョンに誘われました
ダンジョンに誘われる事自体は良くあるのですが、誘われたダンジョンが問題でした

マビノギは最大8人までPTを組める事が出来るのですが
ダンジョンによってはPTの最大人数に制限が掛かっているダンジョンがあります
2人用、3人用、4人用とMAXの8人までOKと言った感じです

問題は誘われたダンジョンです
このダンジョンが二人用だったのです
「二人用なら旦那がいるのでは?」と思ったのですが、旦那がログインしていないのかな?と思ってその日は特に気にせず2人でダンジョンに行きました
この日は2時間程ダンジョンを周回して解散しました

その数日後です
Aさんの旦那さんであるBさんからフレンドが飛んできました
そういやフレンドなってなかったなーって思って了承したのですが

Bさん「おい」
Bさん「何◯◯と二人でダンジョン行ってんの?」
Bさん「◯◯に気があんの?」

こ、コエ~~~~~~

とりあえず、Aさんには自分は興味は無いし、恋愛感情も無い
誘われたからダンジョン行っただけ
と説明したのですが

Bさん「とりあえず」
Bさん「◯◯にダンジョン誘われてもこれからは行かないでくれる?」
Bさん「わかった?」

きのこん「は、はい・・・」

AさんBさんも当時は割りと有名なプレイヤーでした
名前を出すと、もしかしたらわかってしまう方も居ると思います
Aさんにこの話して揉めるのもなぁ・・・って事で、それからはAさんにダンジョンに誘われても「ちょっと用事が・・・」とか言って断るようにして気付けば疎遠になっていました

カップルの話その3

マビノギは今でこそリアルマネーを入れれば直ぐに強くなれるのですが
最初の頃は課金要素は殆どありませんでした

基本的にはマビノギは転生を繰り返してAP(アビリティポイント)を稼ぎスキルを上げてキャラ性能を上げるシステムなのですが
この転生が当時はリアル経過で3週間待たないと転生不可能でした
(現在は0日で転生出来たりします)

となると、1年間プレイしていた人は17回程転生できます
1回の転生でAPを50稼ぐと850
この差を埋めるのは不可能でした

現在のソシャゲやネトゲの大半は課金力が全てですが
当時のネトゲはプレイ日数によるパワーアップを覆すのは不可能でした

自分は2011年頃に実装されているスキルをほぼ全てカンストしてしまいました
当時でスキルをオールカンストしていた人はサーバーで10人程度くらいですかね・・・?
最難関の鍛冶・裁縫スキルを最高ランクまで上げた人がそこまで居なかったのでそんなに居なかったかもしれません
裁縫・鍛冶抜きでスキルカンストをしている方ならそこそこ居たとは思います
サーバー内の戦力だけ見ると上位30位には間違いなく入っていました

で、これの何が言いたいかと言うと

ニートが最強なんですよ

いやマジで

2009年以前のマビノギでは1日数時間の社会人プレイヤーがニートの方に追いつくのはかなり厳しかったと思います
お金を使うコンテンツが殆ど無く、時間を掛ければ掛ける程強くゲームです

自分が廃人プレイをしていた頃は
週数回稼働のスロニートだったり
週7勤務の夜勤で超短時間の高時給の仕事をしていた頃でしたので、時間だけは有り余っていました
24時頃に「ちょっと夜勤行ってくるわ」って言って5時頃に帰ってきて「ダンジョン回るか^^」みたいな生活をしていました

後にダンジョンの話として出てくると思うのですが
自分は野良パーティに良く参加しており、それが切っ掛けで幾つかのグループに入っていました

このグループと言うのはゲーム内だけでは無く、外部サイトを使ったSkypeがメインでした
その中の1つのグループはボイチャを使用してダンジョンに潜る事が多く、気付けばグループ内の方とボイチャを使って遊ぶ事が多くなりました

一緒に遊ぶようになって数ヶ月程経った頃でしょうか?
グループで仲良くなった人と良くダンジョンを周回していた時の事です
この方は、レベル差は結構あったのですが、飲み込みも早く教え甲斐もありました
何より、2人とも時間は沢山ありました
そして、ダンジョンをクリアしてまったりしていた時です

「あの」
「よかったらなんですけど」
「付き合ってください」

!!!!!???

冷静に考えてください
ゲーム内では廃人で頼れるお兄さんキャラかもしれませんが、現実はスロニートのクズですよ?
相手の方は18くらいです
年も10歳くらい離れています
流石にこれは・・・

きのこん「はい!」

!!!!!???

ただまぁ、難しい問題なんですよ
付き合ったは良いものの、その先はどうしたら良いか解りませんし
ゲーム内なのか?それともリアルも含めてなのか?と考えると難しい問題です

この頃はゲームだとスキルもほぼカンスト間際で、生産スキルも鯖に数人しか居ない最高ランクに到達しています
ただ、現実世界だとバイトしながらスロットで生計を立ててる社会不適合者な訳ですよ

ちょっと前に出てきた「ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?」も似たような境遇なんですよね
自分はこのラノベを20巻くらいまで購入しているのでちょっと解説します

ヒロインは「アコ」って女の子なんですけど、学生でネトゲ廃人の西村君(ゲーム内ではルシアンと言うHN)がたまたま偶然ゲーム内でアコを助けた事でアコに惚れられる内容です
西村君は現実ではただの学生ですが、ゲーム内ではネトゲ廃人の頼れるお兄さんキャラです
アコから見ると西村君はヒーローな訳ですよ

アコと西村君はゲーム内で結婚するのですが
西村君はゲーム内での付き合い
アコはゲーム内と現実をひっくるめての結婚です

と言った感じのラブコメです

アニメ化もしましたし、漫画も結構巻数が出ていて面白い作品だと思いますが
ネトゲ未プレイの方は全く刺さらない内容だと思います


ネトゲ嫁も登場人物が高校生なので笑える内容ですが、これが登場人物が20代後半の引きこもりニートだと「笑えねー」となっていたと思いますよ
と言う訳で、リアルの事に関してはお互いあまり触れずに遊んでいたと思います
冷静に考えて昼も夜もログインしてて廃プレイしてる人はヤバいんですよ

ちなみに、付き合って半年くらいで別れてしまったのですが
思い出に残っているエピソードとしては
グループチャットで「来週誕生日だね~」みたいな話が出まして
「えっ?誕生日?」となりました
付き合って数ヶ月くらい経った時だったと思います

困った自分は高校の時の友達でホスト経験もある友人のUさんに
(過去のスロ記事で登場している友人です)
「最近出来た彼女の誕生日プレゼントなんだけど、何買ったら良いの?」と尋ねました

Uさん「お前そんなもん4℃に決まってるだろwwww」
Uさん「4℃のネックレスあげれば余裕だわwww」

と言われたので4℃のネックレスを買う事にしました
辺り前ですが、アクセサリショップに自分はこれまで行った事がありません

1人で買いに行くのが怖いので「一緒に行ってくれね?」と友人と一緒にアクセサリショップに行って選んで貰いました
確か30000円くらいの奴を買いました

今考えると完全に重すぎますしアホだと思います
そもそもが聞く相手が間違っていました

アクセサリを送った話をしたら
「ゲーム内アイテムで良いのにw」と言われて
「その手があったか・・・」

普通にゲーム内のフレンドに聞いたら良かったと反省しました

市場原理問題

恐らく自分がマビノギをプレイした中で一番印象に残った事件でしょう

その前に、マビノギで起きた炎上の話をします

自分はマビノギで2回炎上を経験しました
2回目の炎上に関しては完全に自業自得だっと思っています

この事件も、あれから10年以上経ったんだなぁと思うと感慨深いですね

エンチャバグ事件

2009年頃に発生したエンチャントバグと言う事件です
当時のプレイヤーだとかなり有名な事件だと思います


マビノギにはエンチャントスクロールと言うアイテムが存在し
これがランクF~ランク1までの16段階でランクが上がれば上がる程、エンチャントの成功確率が下がり、失敗した時のペナルティが大きくなります

ランク7辺りまでは失敗しても何事も無かったりすることもあるのですが、ランク6からは装備品の耐久度が下がったり、最悪アイテムが消失します

現在では失敗した時にアイテムを保護してくれる「エンチャント保護ポーション」が公式から800円で購入できるのですが、当時はそんな便利なアイテムは存在しませんでした

で、このバグがどういうバグなのかと言うと、
メンテ時の影響でエンチャントの失敗時に耐久度が一切減らないバグが発生しました

英字ランクのエンチャントはほぼ成功する仕様で
(Aランクでも成功率は90%↑)
対して、高ランクのエンチャントの成功率は当時はかなり低く
一番人気だった「スパイク」と言うエンチャントがランク5だったのですが、これが成功率が40%くらいでした

当時の最高ランクはランク2なのですが、こちらだと10%前後
これくらいの成功率だったので、この確率だと失敗前提で挑戦します
しかも、ランク2だと失敗時のペナルティも大きく、大抵の場合エンチャント元の装備品は使い物にならなくなります

今回のバグはこの失敗時にアイテムが消えなくなるバグです
つまり、実質的なエンチャントがやり放題になります

このバグ期間は発覚してから数日程続いたのですが
自分はこの期間中に自分の服に2回程のエンチャントと委託を数回受けました
エンチャントはスキルが最低ランクでも他人に委託する事でそのプレイヤーのエンチャントランクでスキルを使う事が出来ます

そして、後日公式から発表がありました

公式「今回のバグ利用者はペナルティがあります」

このペナルティも2種類ありまして
ログイン1週間制限orアカウントBANです

10年間のプレイ日記と言う事でBANはされてないのはお判りでしょう
自分は1週間のプレイ制限を喰らいました

何回やったから垢BANとかは当時も結局解らずじまいでした
公式発表ではバグと知りつつ何回も利用した方がアカウント停止処分と発表がありましたので
恐らくですが、数回程度だと1週間制限
10回以上だとBANだったのでは無いでしょうか?

このエンチャバグ事件は当時大炎上しました
基本的に高ランクでしか起きない現象だったので対象は廃人が多く
自分のフレンドも10人程がログイン制限処分
そして数人がアカウントBANされました

一番悲しかったのは、ギルドマスターがまさかの垢BANを食らった事でしょうか
ギルマスのアカウントが消失したのでギルドの操作が不可能になりました

実質的なギルド崩壊です
ちなみにギルマスは「10回くらいやった」と言っていたのでこの辺がラインだったのかな?と

公式で不正者の発表とかはありませんが
今まで24時間ログインしていた廃人が急にログインしなくなるのです
勿論、ログイン制限を喰らったかBANされたかのどちらかなのは明らかでしょう

マビノギの歴史に残る事件だと思います

これ以降、自分はマビノギ以外の色々なゲームをやっていますが
明らかにバグと思われる奴は手を出さなくなりました
仕様とバグの線引は難しいですが、ペナルティ経験者と言う事もありこの辺りの嗅覚に関しては鋭くなったと思います

当時を思い返しても処分は重すぎた気はしますが
運営側からNG行為と言われた以上、処分に関しては仕方ない部分だと思いますが

これは自分の予想ですが
このエンチャバグ事件の後に「エンチャント保護ポーション」の販売があったので、その為に重くしたのでは?と今でも思っています
ソシャゲ全般でも言える事ですが、金銭が絡むバグに関しては厳しいイメージがありますね
それ以外の個人で楽しむ範疇に関しては緩いイメージです

マビノギの生産スキルについて

2008年頃の話です

マビノギには大きく大別すると戦闘スキルと生活スキルとカテゴリに分けられるのですが
その生産スキルの中でも一際難易度の高いスキルがありました
それが「鍛冶」「裁縫」です

今現在マビノギをやっている方だと、「え?鍛冶とか数時間あればでランク1になるっしょw」
みたいな環境になってしまったのですが
当時は鍛冶スキルの最高ランクであるランク1に到達した人はサーバーで1人だけでした

自分が休止する頃(2016年頃)だと

・才能スキル2倍
・生活トレーニングポーション(課金のみ。300円で10分間2倍)
・細工装備で効率1.2倍~

等など
こんな感じで最大5倍~6倍の効率で進める事が可能でした
現代のマビノギだと風船やらロイヤル等が追加されて最大48倍くらいの効率で進める事が可能でランク1到達も数時間で可能となりました

とまぁ、現在はゆとりスキルと化した鍛冶スキルですが
当時のマビノギですとランクFからランク1まで上げるのに

リアル2年くらいかかりました

リアル2年とか嘘乙w
と思われそうですが、マジでそれくらい掛かりました
2005年からスタートしたマビノギですが、2008年の時点で樽鯖には鍛冶1の方は1人しか居ませんでしたからね

当時は倍率アップ自体がありませんでしたし、等倍速で進めるしかありません
恐らく初めて倍率効果を持つアイテムが出たのが
生活スキルトレーニング2倍ポーション」だと思うのですが
これですら初出は2009年の末です

当時純粋に鍛冶・裁縫を1まで上げた方は凄いと思います


当時大人気だったキア上級ダンジョンと言うダンジョンがあるのですが
ベテランの方でソロで回るのに大体1週で30分前後掛かるダンジョンでした
そして、このダンジョンを1週回って手に入る革が2~3個程度です

ここ10年の間にマビノギをプレイした方だと
「えっ?キア上が大人気とか嘘だろwwww」とお思いの方もいると思います
当時のキア上の大人気振りのSSを頂いたのでここに証拠として置いておきます


アイススピアの魔法が見えるので2008年以降ですかね?
キア上は通行証が必要ですので、通行証を売ってくれる方を待ってる場面です

鍛冶の話に戻りますが
鍛冶はランク8からが地獄と言われていて、大抵の人はランク8で止めていたのですが、仮にランク8→1まで上げたとすると

アイアンインゴット 90000本
最高級革 16000枚
高級革 10000枚
その他生産素材が大量

が必要になりました

一番辛い革だけでも26000枚必要です
30分キア上を周回して3枚と仮定すると8666週必要です
1週30分だと260000分=4333時間
1日5時間キア上を回ったとして860日必要です

頭おかしなるで

普通に考えてサービス開始から2年で上げるのは不可能だと思います

現実的に鍛冶1にしようと思うと、大手ギルドで素材を提供して貰ったりの援助が無いとかなり厳しいスキルでした
当時の樽鯖で鍛冶1の方はMさんと言う方なのですが
2008年頃のマビノギをプレイしていて1chの露店を回った事がある方ならピンとくる人も居ると思います
この方が恐らく鯖最速だと思うのですが、活動してるのを見た事が無いので
「大手ギルドのサブ垢じゃね?」と言われていました

次に大量に必要なのがインゴットですが
マビノギにはバリダンジョンと言う鉱石が手に入るダンジョンがあります
そこにツルハシを持って潜って鉱石を掘って手に入った鉱石を炉でインゴット化するのですが
これも25分程潜って5分間インゴット化にする作業で手に入るインゴットが精々60本とかその程度でした

インゴットに関しては値段自体は安いので、稼げるダンジョンに潜ってそのお金でインゴットを買った方が早いのですが、インゴット自体がそもそも市場に出回りません

これは売り手側に立って考えてみると
インゴット自体の取引価格が安いので、鉱石を掘って販売して稼ぐよりも他で稼いだ方が儲かるからです
また鉱石のサイズも4マスとサイズが大きく、売るのに向いてないアイテムでした

このインゴット問題としては
インゴットにも何種類かあり
ミスリル>金>銀>銅>鉄の順番でレア度が高くなるのですが
これが普通のゲームだと「ミスリルが一番レアだから一番高額アイテムなんだろう」と思うじゃないですか?

ミスリル金銀インゴットって鍛冶で全く使わないんですよ
アイアンインゴットが100000本くらい必要なのに対して
金インゴットとか500本くらいなんですよ
ブロンズインゴットだと10000本くらい必要なのでまだ需要があるんですが
ミスリルと金はマジで使い道がありませんでした
この辺の需要がもう少しあればアイアンインゴットも出回ってたんじゃないかなぁとは思うんですよね

こうなると結局自前で生産素材を用意するしか無く、周りの手助け無しでは上げるのは不可能に近かったのです
当時の取引掲示板では鍛冶師の方が常にインゴットと革の買い取り記事を出していました
1日10回くらい買取記事を出してましたからねw
それ程までに大変なスキルでした

そして、鍛冶には若干劣るもののレベルを上げるのが大変だったスキルが「裁縫」です
自分は2008年頃に裁縫ランク1に到達しましたが、恐らくサーバー内で4人目です

これを裏付ける根拠の話をしますと
裁縫は服飾の生産スキルになるのですが、服を作る際に内部的にD~Xまでの11段階の性能が存在します
高ランクになれば高性能のアイテムが出来やすくなるのですが
ランク8辺りから現実的にB+製品が作れる様になり、B+から制作者の名前が入る「銘入り」を作る事が可能でした

この銘入りは、例えばランク1の自分が作った場合ですと
「ランク1 きのこん作」みたいな感じで装備品に表記されます

銘入り装備はこんな感じです

当時は生産者のネットワークみたいなものも存在しており
協力して裁縫ランクを上げていました
このネットワークでは素材の交換や余った型紙のトレード等で大分お世話になりました

マビノギではリアル月曜日が生産成功率アップと言う事で
生産日と呼ばれていました

火曜日~日曜日に生産素材を貯めこんで月曜日に一気に消化します
月曜日には1chで野良の生産PTが複数個あったのですが、出入りが激しかったので、基本的には身内で集まって20時~24時頃まで生産をやっていました

またマビノギでは地域によっては雨が降ってたり雷雨が起きたりするのですが
天候が悪いと生産確率が上がるという謎システムが存在しており
高ランク型紙とかを作る時は雷雨を求めて大陸を走り回っていました
(誰が得するんや・・・このシステム)

恐らくサーバーで4人目です

これも、フレンドで仲の良かった方の2人がランク1だったんですよね
で、1chの露店でランク1の銘入り品を売っている方が居たので、この時点でサーバー内に3人
つまり、最低でも3人はランク1が居たと言う事になります

また、2010年頃に昇段システムと言うのが実装されました
これはランク1の上に1段、2段、3段が実装されたのですが
これまでのスキルはソロで上げていくスキルだったのに対し
昇段はリアル時間で週1回開催される昇段試験場で他プレイヤーに勝利しないと昇段出来ないと言うシステムでした

この昇段システムも参加の最低人数は3人からで
最低人数の3人の場合は勝者は1人だけです
また、2段以上離れている場合は一緒に受ける事は出来ないシステムでした

この昇段システムですが
戦闘スキルで人気のある「スマッシュ」や「マグナムショット」等は
1-2ヶ月遊べばランク1にする事が可能でした
ですので、試験受験者も数百人程会場にいました

対して、裁縫スキルに関してはランク1到達者がそもそもサーバー内で数人程度です
初回の昇段試験に関しても参加者不足の為、開催不可でした

そんな時に仲の良かった裁縫仲間の方から声を掛けられました

「談合しない?」

そもそもがランク1がサーバー内に殆ど存在しないスキルです
しかも、リアルで週1回の時間も指定です
談合無しでは上げるのは不可能でした

R1→初段までは1回勝利
初段→2段は2回勝利
2段→3段は3回勝利

で到達なので

先ずは順番に初段まで上げて、その次も順番に2段までと言う流れになりました
3週+6週+9週の計18週間と言う長い道のりです

昇段に関しては3人で相談したのですが
自分は2人にお世話になった事もあり、「自分は最後で良いっすよw」と言う事で
自分が3段に到達したのは3人の中では最後でした
とは言え、サーバー内で3段到達は3番目なのは確実でした
(試験会場に裁縫挑戦者の方を他に見た事が無かった為)

昇段は同一ランクしか受けれないと言うシステムがあります
例えば、1度昇段して初段になった場合は初段の昇段試験になります
となると、3人で談合した場合でも1人が初段になってしまった場合は最低3人の受講資格が満たせないのでは?となるのですが、ここで昇段システムの穴を見つけます

マビノギのランクアップはランクアップ条件を満たした時に”手動で”昇級を押すとランクアップします

つまり、昇級ボタンを押せる状態で敢えて昇級しない事により、R1の状態で初段昇格試験に参加する事が出来るのです

この方法が使えなかった場合は、最低でもR1が6人居ないと駄目だったので助かりました


この為、仮に4人目の裁縫ランク1の方が3段になりたくても、自分達は協力するのが不可能でした
ですので、サーバー内に自分達以降で裁縫の3段到達者が出たのは数年以上無かったと思います

今はこの辺りも緩和されているかもしれません

イリア巨大ボス

これまでのマビノギは主にウルラ大陸と呼ばれる大陸がメインで

(※マビノギWikiより)

こんな感じのマップで
一番上のシドスネッターから一番下のモルバアイルまで徒歩で大体15分程度
ペットの馬だと大体5分程度で到達出来ました
当時のMMOでも小さめのワールドマップだと思います

そんなマビノギもC2と呼ばれる大型アップデートで別大陸のイリヤ大陸が追加されました

「広大なマップ」
「今までに無いボス戦」
「通常のレベルとは別の探検レベルの追加」

と、大型アップデートが発表され実装を楽しみに過ごしていました

そして、遂に訪れたC2アップデート日
結論から言うと、完全に失敗でした

個人的に一番の失敗だと思ったのは広大なマップでしょう
広さだけで言うと今まで遊んでいたウルラ大陸と比べるとイリア大陸は10倍以上のマップです

しかし、この広大さが足を引っ張っており
マビノギは一度にマップを読み込むタイプですので、広大なイリア大陸のマップも一括で読み込みます
ウルラ大陸→イリア大陸に移動する際にローディングが入るのですが、酷い時は1分程掛かる事もしばしばありました

当時のマビノギはそこまでのPCスペックが無くとも遊べるゲームだったのですが、ある程度のスペックが無いとイリア大陸に関しては遊べませんでした

また、余りにも広いマップなので騎乗ペットが必要不可欠になりました
ペットもリアル1日で呼べる時間が80分~90分程度ですので、1体では足らず仕方なく馬を複数体買ってる人が多かったです

一応、マナトンネルと言うワープ出来る便利な建造物があるのですが
これもゲーム内時間の夜間しか利用する事が出来ず、マナトンネル間もそこそこ離れているので結局騎乗ペットは必須だったと思います

そして、本題の巨大ボスなのですが

これまでのマビノギのボスはダンジョンボスがメインで
ダンジョンに関しても最大8人PTまでですので8人で討伐すると言った感じだったのですが
巨大ボスはフィールドボスですので人数制限がありませんでした
(所謂レイドボス)

当時の主流だったダンジョンはやはりキア上級ダンジョンなのですが
キア上級ダンジョンで出現するラットマンの体力が500程
ボスであるゴーレムの体力は3000程だったのですが
イリア大陸に登場した巨大ボスであるデザートドラゴンは体力はなんと900000

正に桁違いでした

ボスの仕様としてはトドメを刺した人に大量の経験値と探検経験値
そして、1発でもボスに攻撃を入れた人にはランダムでアイテムがドロップしました
このワンパン入れるとアイテムが貰える仕様のせいで、巨大ボス戦は阿鼻叫喚と化します

サブPCを持っている人は総動員です
1発殴るだけでいいので、倉庫アカウントでも大丈夫なのですが、殴った後はボスが倒れるまで近場に居ないとドロップ権利が発生しないので近場にいる必要があります
と言う訳で巨大ボスが発生すると、とりあえず殴ろうと言う人が押し寄せて現場が人で溢れ返ります
また大抵ボスに殴られて死ぬ事になり、死んだ際には装備品を落として紛失する可能性がありますのでワンパン狙いの方は服を脱いで真っ裸で参戦していました
砂漠に裸族が大量出現すると言う奇妙な光景を見る事が出来ましたw

これまでのマビノギは最大8人PTだったのですが
巨大ボスに関しては上限がありません
そして、ボスの湧き時刻も早朝の時もあれば深夜の時もあります

流石に朝4時とかに湧くと人もそこまでは居ないのですが、20時~21時の所謂ゴールデンタイムに湧いた時は数百人は余裕で超えます
サブ垢も総動員で多い人は8PCで参戦するので
当時のサーバーは1ch~10chまで10個のサーバーがあり、1chは混雑~満員、2ch~10chは空きがある状態だったのですが、ボス出現の際は1ch~10chまで満員状態でゲームにログインできない状況も産まれた程です
自分はこの時はイリヤ大陸は普通に動く程度のスペックのPCを使っていたのですが
ゴールデンタイムのデザートドラゴン時はボスを殴る事すら不可能な時があった程です

また、ボスの研究が進むに連れボスのフィニッシュ権利の仕組みも判明します

これまでは一番ダメージを与えた人がボスのフィニッシュ権利が貰えるのでは?と言われていました
ですので、大剣等の最大火力でボスを殴っている人が殆どだったのですが
打数が一番多い人にフィニッシュ権利が発生する事が判明しました
つまり、攻撃速度が一番早い武器が最強と言う事がわかったのです
これまで見向きもされていなかった「短剣」対巨大ボス最強武器と化したのです

また、ペットの攻撃も打数カウントに入ることが判明しました
マビノギではペットを召喚すると召喚主と一緒に攻撃してくれるのですが


このネズミが当時の最強ペットでした
ペットにも攻撃速度が設定されており、恐ろしい速さでアタックをするこのカンガルーネズミが最速の攻撃速度を叩き出したのです
この事実が判明して、不人気だったカンガルーネズミは飛ぶように売れました

また、ペットにもスキルが存在するのですが、このネズミは飼い主が傷付いてるとヒーリングしてくれる心優しいネズミです
この心優しいネズミをペットAIで「スキルを一切発動しない」を設定する事によりアタックしか行わない戦闘マシーンに改造します

マビノギはペットの体力が無くなると復活待ち状態に移行し
「フェニックスの羽」を使う事で蘇生できるのですが、この蘇生時間が無駄でした

つまり、どういう事かと言うとネズミを複数体購入する訳です
複数体購入する事で、ペット死亡→召喚キャンセル→2匹目のネズミ召喚で蘇生時間を短縮する事が可能でした

勿論、ボスの討伐時間を考えると3~4体では全く足らない為、ボスのフィニッシュ狙いの方はネズミを10匹以上購入している方はザラでした

慣れてくるとボスの攻撃モーションもパターン化して読めてきますので
ボスの攻撃モーションに合わせてペットの召喚を解除するテクニックも存在したのですが
ペットを出し入れするのに1~2秒掛かります
この召喚時間を考えると被弾覚悟で殴らせてる方が打数が稼げました
そういう訳で玉砕覚悟の竹槍戦法が当時の主流でしたね

これは自分の所有ペットですが

ネズミだけで8匹も居ます
(ちなみに一番上のネズミも巨大ボスのワニ用で買いました)

確か一気に5匹くらい購入したので、名前を付けるのも面倒になって適当に名前を付けたのが伺えますね・・・

この巨大ボスを狙う最大のメリットが探検経験値と呼ばれる存在で
通常の経験値と比べると探検経験値は非常に稼ぎにくかったのです

探検レベルは上限25ですが、そもそもがレベルが上がりにくいので大体レベル15前後で転生している人が殆どでした
15からは10000程。20からは20000Exp程必要だったのかな?

1回10分程掛かる通常の探検クエストで貰える探検経験値は精々500~600Expです
1レベル上げるのにクエストを20回程やらないと駄目なので、時間効率を考えるとレベル15辺りからは普通の経験値を稼いだ方がマシだったのです

そこで登場したのが巨大ボスです
戦闘自体は10分前後で終わります
そして、フィニッシュ権利を取れた場合は1回で探検経験値が50000Exp貰えます
巨大ボスを倒せる人と倒せない人で1回の転生で稼げるAP量にかなりの差が付いていたと思います

そして、自分は決意しました

PCを買おうと

2008年5月に自作PCを制作したのですが
その時のメモが残っていました

CPU:8800コア2→22800円
HDD:640GB→8800円
メモリ:1GB×2→3960円
ケース:USBポート10個付いてる奴→9800円
電源:高馬力の奴→12800円
マザーボード:14800円
グラフィックボード:GeFORCE9800GX2→84800円

見て貰えば解りますが、グラボにスロットで勝った金を全ツッパしました
周りからは「アホだろwww」とか「金を掛ける所がおかしい」と言われましたが
自分の中では頭が既にマビノギの事でいっぱいでボスを倒す事しか考えていませんでした
このグラボは当時で一番高かった奴だと思います

このウルトラハイパーPCでボス界に殴り込みを掛けたのです

イリア巨大ボスを狙う人の事はボス厨と呼ばれていたのですが
自分はメインCHだと勝てないけど、有名なボス厨が居ない時はフィニッシュがそこそこ取れると言った感じでした
とは言え、有名なボス厨に比べるとほぼ必敗レベルです

当時はギルメンの1人が有名ボス厨の方でして、その方に戦法等を教わりました

ボス戦に関しては色々なテクニックがありましたので紹介しようと思います

一番有名な奴だと最大HP調整です

当時のそこそこ育っているキャラクターの最大HPは300~500くらいでした
マビノギにはHP、MP、スタミナ、STR、INT、DEX、LUC、WILLと8個のステータスが存在しており
これはレベルアップやスキルを上げる事でアップします
レベルアップに関しては転生するとLV1からスタートする為、基本的にスキルでの強化がメインになりますね

例えば、基本スキルの「アタック」スキルなのですが
これは初期のFからスタートしてランク1までの全16段階あるのですが
最大ランクのランク1まで上げると
最大HP150、Str42、DEX10上がります
アタックは基本スキルなので殆どの人が1にしています

通常のダンジョンの場合、敵から受けるダメージは100~150程度です
最大ライフが500の場合は4発くらい耐えれる計算です
最大ライフが200しか無い場合は2発喰らえば死にます

死んだ場合は、ダンジョンの内の場合は誰かに蘇生して貰わないと戦線に復帰出来ませんので、死ねばPTに迷惑が掛かります
そうなると、最大ライフは上げておいて損は無いのですが
これが巨大ボスの場合ですと話が変わります

巨大ボスのデザートドラゴンの場合ですが、1発で大体2000~3000とか喰らいます
勿論即死・・・なのですが
マビノギは少し変わったルールを採用しており、
HPが最大状態の半分以上を保有している時にその半分以上のダメージの即死ダメージを喰らった場合デッドリー(瀕死)状態に移行します
この瀕死状態で1ダメージでも食らってしまうと戦闘不能状態へ移行します

例えば最大ライフ500の場合ですと
ライフ250以上でボスの攻撃を食らうとデッドリー状態へ移行します
問題はここからライフを250以上に戻さないと次回の被弾時は戦闘不能状態へ移行してしまうのです
ポーションは1回でライフが30回復するので大体10個くらい飲まないとセーフティゾーンにはなり得ません

これを逆手に取った方法が最大ライフの調整です
つまり、最大HPが上がるスキルを一切取得せず
これまではデメリットだと思われていた最大生命力減少のエンチャント武器を装備する事により最大HPを100以下に抑える事が可能でした
例えば最大HPを50まで下げればポーション1~2個使えば全回復です
こうする事で対ボス戦に置ける最強のゾンビ戦士が誕生しました

当たり前ですが、通常のダンジョンに攻略の場合は基本的なDPSは下がりますので
有効なのは巨大ボスだけです
ですので自分はスキルでのHP調整はせずに装備分だけでも減少させると言う形を取っていました
この場合はやはりポーションの経費が嵩むので、巨大ボスは毎回大赤字でしたね
赤字でもフィニッシュ権利が取れれば問題は無いのですが
フィニッシュは取れないわ、経費だけは嵩むわでボスに勝てなくて諦めて撤退する人も多かったと思います

1度目の炎上事件

と言う訳でようやく本題です

イリア大陸もアップデートが進み
新マップと新ボスが追加されました

2008年頃のアップデートで追加されたのがザルディン地域マップの追加と
そこに現れる巨大ボス「レッドドラゴン」です

このレッドドラゴンは先に登場していたデザートドラゴンと殆ど変わらないのですが
問題はドロップするアイテムで、レッドドラゴン限定アイテムをドロップする事でかなりの人気のボスモンスターとなりました

このレッドドラゴンからドロップするアイテムで裁縫に使える型紙が出るのですが
その型紙が「カリスウィザードスーツ」と言う衣装の型紙で
ランクは7のアイテムでした

裁縫に関しては上でチラッと触れましたが
カリス服の型紙ランクは7なのですが、これは裁縫ランク7が適正ランクと言う訳では無く、実際には表示されているランクより+3~4は無いと正直厳しいかなと言った感じでして
ランク7の型紙の場合だと裁縫ランク3が実際の適正ランクでした

裁縫の場合は、ランクが上がると1回の進行速度増加と成功率が上がります
成功率に関しては、PTの人数、天候、曜日で成功率加算が行われ
8人PT/雷雨/月曜日(※リアル)が最高条件になります
この最高条件が揃った状態でランク7型紙を裁縫ランク7の方が試行した場合の成功確率が60%~70%です
対して、ランク1の場合は99%、ランク3で90%ちょっと
ですので、実際にはランク1~3の方向けの型紙と言えるでしょう

そしてこのカリスウィザードが火種になりました

基本的にこのゲームの生産スキルは儲かりません
生産スキルを上げた所で売れるアイテムが無いのです
目的としてはステータスアップがメインの目的でしょう

材料はバカ食いしますし、1まであげようと思うと億以上のゲーム内マネーが掛かります
鍛冶と裁縫はマゾ向けスキルとまで呼ばれていました

そんな不遇スキルの裁縫ですが
鍛冶以上に販売できる商品が少なすぎたのです

しかし、今回のカリスウィザードスーツに関しては別です
と言うのも、カリスウィザードスーツと言う衣装自体がそもそもがこれまでに存在せず、型紙からしか作れない限定アイテムだったのです
そして、その型紙もレッドドラゴン専用のドロップアイテムです

レッドドラゴンは1週間に1度チャンネルに1体湧きます
チャンネルは10chまであるので週で合計10体です
レッドドラゴンの参加者が300人とするとドロップ権利は×10で3000回程でしょうか
それで出回る型紙が大体1~2本程度だったので1/1000前後
中々のレアアイテムだったと思います

基本的に型紙をドロップしたとしても99.9%の人は作る事が出来ません
となると、知り合いに委託するか販売するかの2択なのですが、推奨ランク3以上と考えると大半の人が売る選択肢しか無かったと思います

カリス服の型紙の相場が初出で大体8M(800万)程
ご祝儀価格終了後は5M程度で推移していきました

型紙1個で1着4~5工程で6着程作る事が出来ます
1着辺り3M前後でバカスカ売れていました
また、製作に材料費も殆ど掛からない優良物件でした

作れる人自体が限られますし、型紙を買い取れば100%儲かります
8Mで買い取って6着売れば18Mです
簡単に1000万もの大金を稼ぐ事が出来ます
当時の稼ぎの主流だったキア上級ダンジョンが30分で200k前後の稼ぎと言えば、これがどれだけ破格か解ると思います

稼げると知っている高ランク裁縫師の方は型紙の買い取り希望記事を出しまくりました

この事件は2008年頃に起こった事件なのですが

当時の裁縫師のランクは自分の想像も混じっていますが

ランク1:4人(←自分含む)
ランク2:3人
ランク3:10人~


こんな感じだったと思います
実際はもっといたかもしれません
とは言え、上に出てきた裁縫ネットワークみたいな奴もあるので、サーバー内の上位の方は大体把握していたと思います
ランク3↑向けの型紙と言う事を考えるとサーバー内で作れる人は殆ど限られていたと思います

自分は基本的にはダンジョンに潜って稼ぐタイプだったので特に型紙で儲けようとは思っていなかったのでスルーしてたのですが
フレンドの方がたまたま型紙をドロップしたとの事でチャットで連絡が来ます

「もしよかったら作ってくれませんか?」
「自分と嫁の分を貰えたらいいので2着分くれたらOKです」

と言う破格の条件でした
型紙1個で6着作れるので4着分丸儲けです

裁縫はスキルの中では結構変わったスキルで
製作→仕上げと言う工程を踏むのですが
この仕上げでミニゲームをやらされます
これが結構シビアで時間制限もかなり厳しい上に1mmズレだけで品質が1段階下がる鬼畜仕様でした
(※マビノギWikiより)

こんな感じのミニゲームです
やり直し可とは言え、お手々がプルプルしている自分は本当に苦手でしたw
とは言え、何とか高品質が3着と微妙な奴が3着出来ました
勿論、高品質の方を2着お渡しして残りの4着に関しては販売する事にしました

カリスウィザードスーツも登場してから2週間程経っていたのもあり
最初期に比べると若干相場は下がっていますが、そもそものドロップ率が低い事もあり、まだまだ高値でした

こういう時に大事なのは市場チェックです
マビノギでは出品履歴が例え売れたとしても残りますので、公式の取引掲示板で検索すれば大体の相場が解る仕様です

自分は待つくらいならさっさと売ってしまえと言う考えですので
仮に相場が200万で取引されているとしたら大体1割近く相場から引いて出品します
待ってる間に下がる可能性もありますし、さっさと売っぱらってしまいたいのです

今回のカリスウィザードスーツも保護1商品で大体2M前後で取引されており、出品数自体も掲示板内に10着以上ありましたので、値段次第だと時間が掛かりそうだなと
加えて、型紙自体が貰ったアイテムですのであんまり利益出すのもな~と言う事で相場より安めの1.5Mで出品しました

マビノギの取引方法ですが
基本的にはゲーム内のメモ機能かフレンド機能を用いて取引します
この時も出品してから数分でメモが飛んできたので「流石に早いな~」と思ってメモを開いたのですが


・・・・・・は?
まさかのクレームです

要約すると
「200万で売れるんだから150万は安すぎだろ」
「相場が下がるからもう少し高く出しなおせや」
こんな感じだと思って頂ければよろしいかと

お伝えしたと思いますが、カリスウィザードスーツは高ランクの裁縫師以外は作る事がほぼ出来ません
つまり、100%同業者です

この時点で、カリス服を出品していた人は掲示板に3人程居ました
恐らくはこの中の誰かでしょう
型紙買い取り記事を出しまくってる人が若干怪しいですが確証はありません

ここでタイトルの市場原理に回帰します

このメモの方が言ってる事は正しいとは思うんですよ
緩やかな曲線で下がるのが正解なのでしょう

現状2M弱で売れています
今週は2.1M。来週は2M、来月は1.8M
最終的に1.5Mくらいで半年くらい取引されると言うのが正しい姿なのでしょう
ただ、自分はこうして裏からメモを送ってきたのが許せませんでした

きのこん「廃人に喧嘩売った事を後悔させたるわw」

そして自分は即座に出品記事を取り下げました

相場より更に安い金額で販売しました

そしてこれだけでは終わりません

掲示板に記事を出します

買)カリスウィザード型紙 8M

そしてフレンドに声を掛けます

きのこん「周りでカリス型紙出た人居たら教えてくれない?」

直ぐに3本程型紙が集まりました

また裁縫自体はやる気が無かったのですが
「あいつ仕上げ下手すぎだろwwww」と言われるのも嫌だったので10時間くらい必死に仕上げの練習をしました

この時使ってたマウスはマウスの中にボールが入ってるクッソ安い奴で
マビノギを遊ぶだけならこのマウスで充分なのですが、細かい作業は全く向いていませんでした
カッとなった自分は4000円くらいのマウスとマウスパッドを買ってきました
負けず嫌いだったんだと思いますw
それでも仕上げが上手くいかなくて、わざわざネカフェまで行って仕上げしたくらいです

そもそも、裁縫で儲けると言う考えがなかったので仕上げもやらなくていいやろ・・・と言う考えだったのですが、こうなると意地です

流石にこれだけ練習すると仕上げもそこそこ上手くなります
失敗作の保護1製品も中々出現しなくなります
この時は高品質が16着、微妙な品質が2着でした

とは言え、上手くなると問題も出てきます
保護2↑の完成品が所謂成功扱いになるのですが
内部的にこれはB級品と言う扱いになります
これの1個上がB+級品になるのですが、ここから「銘入り」品質になります

これは個人的な考えですが
自分の名前が入っている「銘入り」に関しては仲の良い人はともかく知らないプレイヤーに渡すのは気が引けました

成功確率が上がると自ずと銘入りも出来てしまうので、こうなると販売できなくなります
かと言って、知り合いに銘入り品を売りつけるのも嫌なので、結局銘入り品は自分で使うかプレゼントするしか選択肢はありませんでした

この時で保護2品質の相場が220万
保護1品質が200万程でしたが

カリスウィザードスーツ販売します

保護2 170万@12
保護1 150万@2

全部で14着あります
同時に型紙の買い取りも行っています
当方ランク1ですので、完成品を差し引いての取引も可能です
材料も全てこちらで用意します

この値段でも充分利益は出ていますので宜しくお願いします

こんな感じで販売記事を出しました

マビノギの記事って大体閲覧数50~200くらいなんですけど
この記事だけ閲覧数10000を超えてたんですよね・・・
F5喰らったのか何処かに晒されたのか・・・

ちなみに、某所で大分話題になっていたみたいで
そこの住人の方からメモが何件か飛んできました

内容としては「犯人に心当たりは無いですか?」みたいなメモです
実は目星の方は付いていたのですが、流石に名前を出すのはどうかと思っていたので「裁縫の高ランクの方ですかねー?」みたいな感じで返事をしました
自分はバーサーカーの自認はありますが、晒し行為に関しては否定派です

やるなら堂々と戦おうぜ?

赤字前提の完全奉仕価格で販売するやり方は自分は否定的です
が、今回の件に関しては実際には利益は出たんですよね
型紙8M買い取りで材料費込みでも1Mくらいは利益は出ます
完全赤字の奉仕活動ならともかく、利益が出てる時点で自分に非は無いと考えていたのでガンガン行きました

フレンドからも「面白い事やってるなw」みたいな感じで素材を頂いたりしました
今回の被害者としては値下げメモと全く関係の無いカリス服の販売者の方でしょう
正直すまんかった
ただ反省はしていません

当時、マビノギには5つのサーバーが存在して
自分はタルラークサーバーだったのですが
他のサーバーのカリス服の相場が250万前後だったのに対して、タルラークだけ200万切っていましたからねw

カリス服事件としてマビノギで一番印象に残っている事件でしょう

錬金術で大儲けした話

この記事にスロット関係から来て下さった方はお解りだと思いますが
自分は計算とか統計とか、所謂データを取るのが好きです
マビノギの時も「効率厨」とか「計算厨」銭ゲバとか言われていました
(銭ゲバは酷くない?w)

そんなマビノギに大型アップデートが来ました
C3「アルケミスト」です
新たなスキルとして「錬金術」が追加されました

一気に10種類以上のスキルが追加される事となったのです
大半の人は攻撃系スキルの「ウォータキャノン」や「ゴーレム錬成」等で遊んでいましたが
自分は生産系スキルの合成に目を付けました

この合成スキルは錬成釜に最大10個のアイテムを入れると中からランダムでアイテムを産み出す事が出来るスキルなのですが
この合成でレアなアイテムが出来るのでは?と当初噂になっていたのです
(※先行している韓国情報)

元々この噂も眉唾モノだったのですが、韓国情報に詳しい友人で廃人のR氏が「なんかねー。合成で合成限定のアイテムが出るみたいよ」みたいな事を言い出して
「おいおいおいマジかよ・・・」となりました

周りが新ダンジョンで遊ぶ中、誘いを全て断り、錬金釜に篭もり、サーバー最速で合成を当時のレベルキャップである最大ランクの6まで上げました
一睡もせずにひたすら合成をやっていました

色々と調べながらやってはいたのですが、やはり情報はどこにも無く
韓国情報に詳しいR氏と議論をしながら合成を続け
完全に手探りでひたすら合成を続けていました

この時にやっていた事として
PCのエクセルシートを使って毎回合成結果をメモしていたのですが
ここで、とある法則性を見つけます

装備品には武器、兜、鎧、ガントレット、足と大きく分けて5種類あるのですが
錬金釜に入れた個数が多いとその属性の装備が出来やすい事に気付きました
例えばですが、中に5個のアイテムを入れた場合
「武器、武器、兜、兜、兜」を入れた場合だと兜が明らかに出来やすいのです
内部的に入れた個数が一番多い且つ3個以上を入れた場合はその属性の装備品が出来やすい事に気付きました。大発見です

例えばですが、「武器、武器、兜、兜、鎧」この場合は2:2:1となる為NGとなり、何が出来るかはランダムです
「武器、武器、武器、兜、兜、兜、鎧」の場合は武器か兜が出る可能性が上がります

この時狙っていたのは「ダスティンシルバーナイトヘルム
通称ダス頭と呼ばれるアイテムで当時は入手手段が無く、幻のレアアイテムでした
ただ合成から出るのでは?とは言われていました

合成のアイテム出現の法則性が解ったので計画を兜を量産する事にシフトします
しかし、1日経っても出てくるのはゴミみたいなアイテムばかりです
本当に出来るんか・・・?と頭を抱えていました
なにせ合成は金が掛かります。銀行の残高もどんどん目減りしていますし、出来るアイテムはゴミばかりです
しかし、ここで合成結果を眺めているとある法則に気付きます

高いアイテム入れた時に良いアイテム出やすくね?

この時は店売りの最安値の兜をメインに入れてそれ以外はゴミみたいなアイテムを入れていたのですが
基本的には全く同じ内容のアイテムは入れずに毎回少しずつ変えて合成はしていました
その時に余っていた使ってない衣装とかも入れていたのですが、高い衣装を入れた時に見掛けないアイテムが出るのに気付きました

そこからは合成アイテムの売却額も記載する様にメモを取りました
そして、合成スキルの実装から数日
遂に出来たのです
ダスティンシルバーナイトヘルム

ゲーム内最速かは解りませんが、少なくともサーバー内最速だったと思います
値段も迷ったのですが、強気の10Mで出品。即売れました

この頃には内部販売価格もある程度予測が付いて内部的な合計の販売価格が500k付近と言う事まで突き止めました
正確には480k↑だったと思います

店売りアイテムで480k分の品物を揃えるのは大変ですが、露店だと違います
大半の方が新ダンジョンでキャッキャウフフする中、合成スキルを真っ先に上げた変人は殆ど居ないでしょう
特にこのカラクリに気付いた人はこの時点でサーバー内に1人も居ない筈です

その理由を裏付ける様に人気が無く高額なドロップ衣装は露店で余りまくっていました
高額衣装は巨大ボスから沢山出ますからね・・・

勿論買い占めます

ダス頭の出現率自体は20%ちょっとで8M~10Mで売れます
合成1回に掛かる金額は店売りだと1回500kですが、露店から安く仕入れる事が出来れば100k~200k程です

ボロ儲けです

当時の100回分のデータがmixiの方に残っていたので貼っておきます
こんな感じです

総試行回数 105回

失敗26回/成功79回/成功率75%

成功時のアイテム振り分け

ダス頭・・・27個
精霊蘇生薬・・・10個
最高級生地・・・15枚
イビルダウン・・・13個
コリン頭・・・9個
稲妻戦士頭・・・4個
ドラフェリ・・・1個

ダス頭以上にレアなのがドラゴンフェリックスヘルムなのですが
こちらはダス頭と違ってダンジョンのボスからドロップするアイテムだった為、そこまで高額ではありませんでした
(それでもダス頭くらいの価格で売れましたが)

流石に1人で30個近くも売ると「あいつ何かやってんのか?」とか「合成で出来るんじゃ?」とか思われそうなので、自分は考えました

マビノギの取引掲示板は「売)カリス服 2M」とこんな感じの記事タイトルで出品し
売れた場合は「〆)カリス服 2M」と「〆」を先頭に付ける事で販売を終了した事を解りやすくします
そこで自分はアイテムが売れても「〆」状態にせずに無限販売を続けていました
在庫が無くなっても作ればいいだけですからねw

恐らくですが、個人で100個以上は販売したと思います
サーバー内の1/5くらいは自分が作った奴でしょうw
間違いなくゲーム内で一番売った自信はあります

最初は8M~10Mくらいで売れていたダス頭も流石に供給過多になってきたのか5M程まで下がります
とは言え、まだまだ儲かるので1日中合成→販売を繰り返していました
流石に2週間程経つとダンジョンに飽きた方が合成スキルを上げますし、情報も出回ってきます
他の販売者も増え、別サーバーでも販売する方が出てきました
ダス頭の制作方法に気付いたのでしょう
合成のWikiのページはチェックをしていましたが、ダス頭出来るんじゃ?みたいなコメントもあります
流石にここらで潮時かな・・・と

マビノギのWikiにレシピを投下しました^^

レシピが出回ると、こぞってみんな作り出しますので
この辺りで露店から衣装関係は死滅したと思います

レシピ合成始めました

ダスティンシルバーナイトヘルムが謎の値崩れを起こし合成はオワコンとなってしまいました
(誰か情報をばら撒いたみたいですね・・・)

ダス兜が値崩れしてしまい、
オワコンになった合成ですが
新たな儲け方が発覚します
それが”レシピ合成”です

合成は2種類の合成方法があり
上のダス頭はランダム合成と呼ばれる奴です
ランダム合成とは別で必ず指定したアイテムが出来るレシピ合成と呼ばれる合成方法が存在しました

ここで目を付けたのがレシピ合成の銀インゴット複製です
そもそもがこの銀インゴット作成は数字ランクからしか作れなく
成功率も低く、あまり注目されておりませんでした
また制作するのにアラト結晶と言うアイテムが必要なのですが、これも不人気で投げ売りされていたのに目を付けました
ダス頭で儲けた金をアラト結晶にぶち込みました
サーバー内のアラト結晶をひたすら買い集めたのです

世界最速で合成は当時の最高レベルになっていましたし
合成確率アップの装備品も手に入ったので成功確率も最大値まで上げる事が出来ました

ひたすら銀インゴットを作成しました
とは言え、このアイテムもそこまで大量に使用するアイテムでも無く、また真似をする後続も出てきたので1ヶ月くらいで殆ど儲からなくなりました
この時は確か数万本近くは作ったと思います
(のんマビにインゴの販売データを置いていたのですがデータ消滅の為正確な本数は不明)

次に目を付けたのが錬金術スキルの「スパーク」です
このスキルは使用するのにスパークの結晶が必要になるのでこの結晶をひたすら作り続けました

スパークはスキルレベルさえ高ければお手軽に作れる為、直ぐに値崩れを起こしました

ダス兜→銀インゴット→スパークと
合成は生産スキルの中では一番儲かったスキルでした
ダス兜も初期費用は相当掛かりましたが、直ぐに回収出来ましたし、最終的には400M前後は儲かったと思います

当時の高額なアイテムで取引額が10M前後だった事を考えるとかなり稼いだと思います

この稼いだお金は何処に消えたかって?
勿論鍛冶スキルを上げるのに全て消えました

鍛冶スキルはランク2→1にするのに革が7000個くらい必要なのですが
革が1個40000Gするので革だけで2億~3億ゴールド必要ですからね・・・
そりゃ誰も鍛冶スキル上げませんよ・・・

マビノギの転換期の話

マビノギの運営元はネクソンと呼ばれる会社なのですが
余りも酷い運営体制の所為で「ネ糞ン」と呼ばれる事もしばしばありました
何かやらかす度に人が減っていった記憶があるのですが、自分が覚えている中で、人が明確に減ったエピソードを話そうかと思います

ランダムボックスの登場

恐らく一番最初に人が離れた出来事かな?と
これに関しては当時の自分は「まぁ有りなんじゃね?」と当時は思っていました

これまでのマビノギは課金要素自体が殆どありませんでした
主な課金要素としては

・ファンタジーライフクラブ
・キャラクターカード
・ペットカード

この3種類だけでした
(一応アドバンスアイテムもRMで買えましたが誰も買ってなかったと思います)

ファンタジーライフクラブ(※以下FLC)はサポート機能みたいな奴で
500円コースと1000円コースが有り
加入していると様々な特典を受けれる事が出来ます
今で言うサブスクみたいな奴ですね

毎日便利なアイテムを受け取れたり
リアル1日3回だけですが、ナオ様が戦闘不能になった時に助けてくれます

内容的にはナオサポートが一番強く
ソロでダンジョンに潜る場合は、戦闘不能になった際はFLに遠隔蘇生して貰うかダンジョンの入り口から再スタートするしか方法がありません

遠隔蘇生は値段が非常に高い上に、フレンドやギルメンの手助けが必要ですし、何より「同一chに居ないと遠隔蘇生出来ない」と言う制約があります
たまにならともかく、遠隔蘇生を頻繁に頼むのは明らかな迷惑行為でした

ナオサポートは1日3回しか使えませんが、その場で復活する上にライフも全回復と装備が全て祝福状態になります

ただまぁ、上級者の方はソロでも死なない事が多いのでFLCに加入してない人も結構居ました
どちらかと言うと初心者~中級者向けのサービスですね

キャラクターカードに関しては1枚600円で、このカードを使って転生をするのですが
転生システムを使えるのが3週間に1回です
(後に2週間→1週間と緩和されました)
月で考えるとカード購入費用は1000円くらいですね

ペットカードも騎乗ペットが2体と倉庫用が何体が居れば充分遊べます
ペットも多すぎると管理が面倒になりますし、倉庫と言ってもそこまで必要にないので月1体も買ってませんね


こちら2007年頃の自分の課金履歴になります
大体月の課金額としては2000円前後と言った所ですかね・・・
月のプレイ時間を考えるとかなり遊べています
新しいペットが出た時とかは多めに入れてる感じです

この頃のマビノギユーザーからすると「もう少し課金要素をくれ!」と思っていた人も少なくない筈です
しかし、満を持して登場した課金要素がガチャの「ランダムボックス」とは思いもしませんでした

この辺りからマビノギは月2000円で充分遊べるゲームから
人によっては毎月20000~30000円課金するゲームになりました

とは言え、ランダムボックスに手を出さなければ2000円で充分遊べますし、無課金でも全然遊べます
課金はあくまで選択肢の1つでしたし、ランダムボックスに課金した所でキャラパワーが上がる訳でも無いのでそこまで否定意見は出ませんでした

RMTについて

MMOでは絶対に問題になるRMTに関しても話しておきます

ネットゲームに触れた事がある方はRMTと言う言葉を聞いた事があると思います
ゲーム内マネーと現実のお金を交換する事です
勿論ですがNG行為になります

最近のソシャゲ文化ですと他人とトレードする事が出来ないゲームが殆どになってしまった為、ソシャゲしかプレイした事の無い人はRMTには馴染みが無いと思います

そんなRMTですが当時のマビノギではかなり横行していました

時期としてはC2アップデート以降辺りでしょうか
ゲーム内にBOTと呼ばれる存在が現れる様になります

このBOTは、ベースキャンプのマングースを狩って金貨と素材を手に入れたり、ティルコネイルで徘徊する蜘蛛から生産素材の蜘蛛の糸を拾ったりしていました
24時間動き続けていたので間違いなく自動操作でしょう

基本的にはこのBOTで素材を集めて、親元に渡し、そこから販売アカウントで露店で販売してゴールドを稼いでいたのだと思います

このBOT行為を止める手段は存在しませんでした
と言うのも、マビノギにはPVP要素はあるものの、お互いが同意しない場合は攻撃する事が出来ません
このBOTが動いているのは初心者区間ですので、BOTがモンスターに返り討ちに合う事もありません

モンスターAIについて

さて、ここでマビノギのモンスターのAIに付いて少し語ろうと思います

マビノギの敵AIは大きく3段階の状態で移行します

1.通常状態

基本的にはこの状態に滞在しています
モンスター毎に索敵範囲が設定されており、この索敵範囲に侵入すると次の状態に移行します

2.警戒状態

モンスターが「!」のマークが出るとこの状態に移行します
言わば、気付かれたと言うヤツですね
ダンジョンタイプの場合は、部屋の入り口に侵入した時点で大体このモードに移行します
警戒状態ではモンスターはプレイヤーの周りをグルグル回るだけで攻撃はしてこないのですが、ランダムで次のモードに移行します
また、警戒状態のモンスターには上限が設定されており、これを利用してロック状態にするテクニック等も存在します
警戒状態に移行せずに即戦闘状態に移行するモンスターも存在しました

3.戦闘状態

警戒状態からの一部や、モンスターを攻撃した際に移行します
この状態になるとモンスターはこちらを攻撃してきます
一度戦闘状態になると、こちらが戦闘不能になるかモンスターを倒すまで基本的には解除されません

CH移動や馬等に乗ってモンスターの索敵範囲外に脱出すると解除されます
ダンジョン内だと一度戦闘状態になると通路まで追いかけてきますし、フィールドの場合も一定距離を離れるまでは追いかけてきます

このモンスターのAIを逆手に取ってBOTを駆逐する方が現れました

このマップを見て欲しいのですが

(マビノギWikiより)

BOTの活動地域はこの赤◯で囲われた所でひたすら初心者用のマングースを狩っていました
ここに現れるマングースは体力30程度で攻撃力も4~5です

初期アバターでも体力は50程度あるので倒される事は100%ありません
攻撃を食らっても自然治癒がありますので直ぐにMAX状態に体力は戻ります

そこで考えたのが緑枠の所にいる黒尻尾マングースを連れてくると言うやり方です
この黒尻尾マングースは体力500で攻撃力も50と初心者だと太刀打ち出来ない凶悪なモンスターです
この黒マングースをメイズ平原から徒歩でキャンプまで連れていきます

やり方としては、マングースに石を投げると攻撃状態に移行しますので、そのまま徒歩でキャンプまで誘導します

騎乗ペットの場合だと距離が離れて戦闘状態→通常状態になってしまうので、付かず離れずの距離で誘導します
こうして15分程掛けてBOTが居るキャンプまで移動した後にch移動や騎乗ペットでターゲットを外します

連れてきた黒マングースはターゲットがいませんので戦闘状態が解除されて、帰巣本能で元居た場所に戻ろうとするのですが、BOTが居るのでそちらに警戒状態でターゲットが移ります
このままだと警戒状態のままなので黒マングースはBOTを攻撃する事は無いのですが
BOTのAIもそこまで賢くはありませんので

・周りにいるモンスターをひたすら殴る
・落ちているアイテムを拾う

くらいしか命令されていないのでしょう
勿論黒マングースに殴り掛かります

こうして、ベースキャンプはBOTの墓場となりました

一度倒れたBOTは数時間~半日くらいは倒れたままです
回収する人が半日くらいの周期で見に来ていたと思われるので、そこで蘇生されてまた活動を再開します

BOTを動かしていた業者も、最初は「なんで死んでるんだろう?」と思った筈です
流石に何回も続けば流石に気付きます

勿論こうなると対策を立ててきます
BOTの強化がされる事となりました
強化と言ってもAIの強化では無く、単純に肉体の強化です
BOTを黒マングースに負けない体に鍛えてきたのです・・・

後述するのですが、マビノギではC2アップデートから少ししてから、かなりの長期間の間ラグに苦しめられます
このラグの原因は最後まで解らなかったのですが、一説ではBOTが原因なのでは?とも言われていました
そう言った事もあり、BOTを憎んでいる人も多かったのです

公式RMTの登場

ここからは自分の考えになります
BOTとRMTが流行していたマビノギですが、運営側としても流石に色々と対策はしていたとは思います
その結果、BOTを排除するのは不可能だと判断したのでしょう
そこで登場したのが「ランダムボックス」な訳です

このランダムボックスはその名の通り、ゲーム内のアイテムがランダムで出てきます
1回100円で11回で1000円
出てくるアイテムは生産素材や武器、ランダムボックス限定衣装等など

流石に反省したのか、改善されたのですが、初登場時はその辺に落ちている「木の枝」や街灯を叩くとドロップする「玉」が普通に出てきて「ゴミ箱」とまで呼ばれていました

ゴミ箱とは言え、超低確率で高額なアイテムも出現します
特に、ランダムボックス限定の女性衣装は大人気で初出時は普通に10M~20Mとかで取引されていました
何が言いたいか解りますよね・・・?

公式RMTの誕生です

これまでのマビノギは基本的にお金を使う場面が少なかった為、ゲーム内の会話でもお金に関する話題は殆どありませんでした
中高生も居たので「今月のFLC(1000円)課金厳しいよ~」とかあってもそれくらいです

が、ランダムボックス追加後は10000円や30000円を入れる人が次々と現れました
自分の友人も普通に100000円くらい突っ込んでいました
ランダムボックスも数か月で新しい奴が登場するのでその度にみんなお金を突っ込んでいました

マビノギは元々が「ほのぼのファンタジーライフ」と謳っているだけあり
全体的にほのぼのとした感じで会話も殺伐としていませんでした
モンスターも素直な動きをしているので、死んでも自分のミスが大半ですし、悪態を付く人も居ませんでした
課金に関しても文句を言う人はこれまで見た事もありませんでした

が、ランダムボックス登場後は違います
10000円や20000円入れても出てくるのはゴミばかり
「クソ!」とか「もう辞めるわ!」等の声が聞こえてくる様になります

現実のお金の要素がゲーム内に侵略し絡みだした事で
ほのぼのの世界が殺伐とした世界に侵略されていくのを感じました
とは言うものの、ランダムボックスは絶対に必要なアイテムでは無いので、自己責任です


自分はガチャ自体が余り好きでは無いので、ランダムボックスに関しては殆ど回しませんでした
この時の考えとしては、出ても衣装くらいだし良いんじゃね?と言う考えなのと
公式RMTが出た事でBOTが死ぬなら良いのでは?とも考えていました

たまにスロットで10000枚とか出た時に、帰りにWMを買ってきて5000円分回したくらいですね・・・

当時のランダムボックスはガチャ規制前でしたので、当然確率表記もありませんでした
1回100円ですが、周りがそこそこの回数を引いていた事と、掲示板でのガチャアイテムの当たりの出品数の少なさを考えると相当低く設定していたのでは?と思います

ランダムボックスに関しては賛否両論ありましたが、否定意見のほうが少なかった気はします
嫌なら引かなければ良いだけですしね
ここでの引退者は殆ど居なかったと思います

しかし、ランダムボックスを皮切りにここから様々な課金コンテンツが追加されていく事となるのです

マビノギ最強の敵「DIO様」

C2アップデート以降、マビノギには最強の敵が現れます
それがDIO様です

ジョジョの奇妙な冒険の第3部に出てきたラスボスなのですが
このボスの使う技で「ザ・ワールド」と言う能力があります

これは自分の周りの時間を一定時間停止させる能力なのですが
マビノギではラグでゲームが止まる事をみんなDIO様と呼んでいました
ダンジョン内でラグが発生すると「DIO様来たな」「今回のDIO様は長そうだな」みたいな会話を良く見かけました
それ程、強大な敵だったのです

マビノギのラグも最初は数秒程度でした
一瞬だけ止まったり、止まった後に目標の地点まで瞬間移動したりと様々ですが、我慢すればまだ遊べます
しかし、そのラグも次第に長くなり、時には平気で10分以上止まるようになります

マビノギのラグの説明をすると
キャラクターは完全停止で操作を一切受け付けませんがチャット機能だけは動きます
ですので、ラグで停止すると「ラグりましたね~」みたいな会話で時間を潰すのですが
なんとモンスターは普通に動きます

10発程は耐えれる装備と体力だったとしても1分以上ラグで停止すると確実にパーティは全滅します
全滅したとしても、パーティで遊んでいる場合は誰かがナオのサポートで復活して、残りメンバーを蘇生すれば立て直せます
しかし、ソロの場合はこうはいきません
ナオのサポートもリアル1日で3回です
直ぐに使い切ってしまいます

チャットや生産がメインの方はそこまでは影響はありませんでしたが
戦闘メインで遊んでいる方に取っては”ゲームにならなかった”事でしょう

特にゴールデンタイムのラグが酷かったので、社会人の方は辛かったと思います
ラグに耐えられなくて別ゲーに行ってしまって帰って来なくなった人も結構見掛けました
このラグに関しても公式側から声明も無かったので公式掲示板も常に荒れている状態でした
とは言え、「まぁネクソンだしな・・・」で終わっちゃうんですよね・・・w

ラグで全滅を食らったとしても、パーティの場合だと再度動き出すまでチャットで時間を潰せますし、「早く動かないかなー」とかでお茶も濁せますが
ソロの場合は単純に嬲り殺されるだけですからね
ストレスだけが溜まります
ソロの比重が大きい人程、このラグ問題で辟易していたと思います

ラグ問題も数日~1ヶ月程度ならその間は別ゲーに避難すればいいだけなのですが
なんとマビノギでは1年以上もラグ問題は解決しませんでした
引退レベルとしては「中」くらいですかね

まさしくコンコルド効果現象と呼ばれるモノで
プレイ年数に応じてキャラクターが強くなっていくゲームですので
数年ほどプレイした人は別ゲーに移住せずにラグを我慢してプレイしていました
逆に始めて1ヶ月程度の人は「なんだこのラグゲー!?」となりますし、上記のソロメインの方もゲームにならないのでラグによるプレイヤー損失の機会損失は大きかったでしょう

自分もラグが多発しているゲームに友人を誘いにくいですし
ラグ問題が早期解決していたらなぁ・・・とは思います

梅ガム事件

2010年頃に起きた最凶の事件です

マビノギ×ロッテのタイアップイベントとして2010年に開催されました
これまでにも様々なタイアップイベントは開催されていたのですが、
基本的にはタイアップイベントはゲーム内で開催されるイベントです

今回のタイアップイベントはゲーム外イベントで
タイアップ仕様のロッテの梅ガムを購入するとゲーム内アイテムが貰えると言うイベントでした

これだけ聞くと「え?普通じゃない?」と思う方も多いでしょう
しかし、この梅ガムにはかなりの問題点があったのです・・・

1.首都圏のみの販売

なんとこの梅ガム。首都圏のみの販売でした
しかも個数は50万個です

とは言え、基本的にこの手のコラボアイテムで手に入るアイテムはコラボ限定衣装がメインです
衣装は取引できますし、発表された時も「まぁ、トレードできるなら・・・」と考えていた人が大半だったでしょう
開催当日まではそこまで荒れてはいませんでした

2.理論値最大装備の登場

この梅ガムから手に入る装備ですが
頭・鎧・ガントレット・足と計4種類のエンチャントが付いていました
そして、そのエンチャントが当時の最強装備の理論値を上回る数値が付いていました

鎧に関しては正規手段の方が理論値が高い装備を作れたのですが
頭・ガントレット・足に関してはそもそも正規の手段では付ける事が出来ない部位のエンチャントだったので、どうやっても上回る装備を作るのは不可能でした

ちなみにこの装備がどれ程凶悪かと言うと

当時のガントレットや足装備の理論上の最大値は10~12です
頭装備はもう少し高い数値が出せましたが、大体が10前後です

対して、梅ガムのコラボ装備は理論上の最大値が27
正確には11~27の間の数値が付いた装備がランダムで産出されたのですが、最低値だったとしても当時の最強装備並です

中央値の20前後でも2倍以上の火力が出ます
梅ガムを買うだけでお手軽に最強装備が手に入ったのです

流石に理論値の27ははほぼ出ないとは言え、24~25辺りの数値でもかなりの高額でトレードされていました
最大ダメージ厨と呼ばれる方が最大値の装備を求めて争います
最大ダメージ27の数値が付いた猫ガム装備が恐らく当時のマビノギで一番高額でトレードされたアイテムだと思います
それ程までに強力でした

単純な火力だけでも見ても、梅ガム無しと全身梅ガム装備の方だと装備で1.5倍程度の火力差が付きます
自分は、フレンドの方が首都圏在住で、余ったクーポンコードを貰えたので最大値20ちょっとの梅ガム装備が手に入ったのですが、地方に住んでいる方で手に入らなかった方は大分不満が溜まっていました

詳しく解説しているサイトも紹介しておきます

梅ガム事件

この事件から少ししてからゲーム内にファッション機能が追加されたのですが
当時は火力を出す為には梅ガム装備を強制的に着なければならなかったのが個人的にはかなり嫌でした
外でもダンジョン内でも自分が作った可愛いアバターを動かしたいじゃないですか・・・

自分は戦闘の時もこんな感じの格好で戦っていたのですが
梅ガム導入後は仕方なく梅ガム装備をしていました

マビノギには装備を隠せる9個目の装備枠としてローブがありましたので、みんな梅ガム装備を隠す為にローブは着ていました
色々な衣装で楽しめるゲームだった筈が、みんなローブ装備ですよ


ちなみに梅ガム全身装備にするとこんな感じになります
(自分は鎧のみ非所持)

変態かな・・・?

装備にお金を掛けていた人ほどショックが大きかった事件だったと思います
それまでの最強装備が一夜にしてガム以下の装備になった訳です
そのショックは計り知れないです

とは言うものの、この事件は一線級の廃人以外の影響力は殆どありませんでした
初心者層の方はガムを大量に買ってきて装備を売り払えばゲーム内マネーが大量に手に入りましたし
中級者層の方はお手軽に最強装備が手に入った訳です
引退度は「極小」でしょう

梅ガム装備もお金を出せば手に入りますし
最大を追い求めている最大厨の方はお金を持っていましたからね
直ぐに梅ガム装備を買い集めていました

とは言え、人によっては一番印象に残っている事件なのは間違いないでしょう

マビノギ最大の「失敗」細工道具の実装

アイテムボックスを皮切りに様々な課金アイテムが登場してきたマビノギですが
遂に致命的な最凶の課金アイテムが登場します

その前に、これまでに新しく追加された課金アイテムの紹介をしておきましょう

1.エンチャント保護ポーション

エンチャントバグ事件のペナルティが強かったのはこの所為なのでは・・・?
と勘ぐる程強力なアイテムが登場しました

エンチャントは高ランクになればなるほど失敗した時のペナルティが大きくなります
特にランク2を貼る場合は成功率も10%程度に加えて失敗するとアイテムが最悪消失します

エンチャントする装備品もその辺の店売り品や1M程度で製作出来る鍛冶製品ならともかく
銘入りの鍛冶品や裁縫品に高ランクのエンチャントをするのはかなりの勇気がいります
そんな時に登場したのが、このエンチャント保護ポーションです
その名の通り、エンチャントの失敗を1回だけ防いでくれます

ただし、流れとしては保護Pを使ってからエンチャントをする使用上
成功時は勿論使った分は無駄に終わりますし、失敗するとポーション効果が消えます
仮に成功率20%のエンチャントの場合だと平均で5回です
そして、このエンチャント保護ポーション
なんと1回800円もします

月額課金のFLCが1000円
2-3週間の転生の際に必要なキャラクターカードが600円と考えると高すぎる値段設定です

とは言うものの、自分もこの誘惑に負けました・・・


当時滅茶苦茶レアな型紙として
バナレンオリエンタルゴシックドレス」と言う装備の型紙がランダムボックスから超低確率で出現しました
バナレン装備自体が滅茶苦茶人気が高く、その型紙ですので数千万ゴールドします
既製品はお手頃価格で購入できますが、自分はこの装備の銘入りを作りたい気持ちが大きく大枚をはたいて型紙を購入しました
マビノギをプレイして一番高額の買い物だったと思います

無事に銘入り品も完成しましたが、このままでは無エンチャです
これでダンジョンを回るには火力が低いのでエンチャントをしなければなりません

この時の服のエンチャントとしては「戻した」と言うエンチャントがそこそこ強かったのですが
この「戻した」はランク7のエンチャントです
エンチャント成功確率が上がる木曜日でランク7だと成功確率は50%
銘入り品の手持ちは1個だけです
恐らく型紙も2度と手に入らない可能性の方が高いアイテムです
ランク7で失敗すると状況によっては耐久がごっそり減る可能性があります

・・・自分は誘惑に負けました

結局エンチャントは成功したので保護Pは無駄金になったのですが
作るのに3000万ゴールドくらい使ってますからね
失敗してアイテムを失った事を考えると800円なら許容範囲かな?と思いました

ランク7のエンチャントでこんな感じですので
成功確率10%~20%くらいのエンチャントだと平気で10連失敗とかします
そうなると5000円~10000円くらいはペロッと消える訳ですね
恐ろしいアイテムだと思います

2.修練速度2倍ポーション

その名の通り、修練が2倍の速度で進みます
このポーションはどちらかと言うと生産用ですね・・・
修練が2倍で進むと言う事は必要な素材も1/2で済むと言う事です
生産のトレーニングでは必須のアイテムになりました

効果時間は10分で1個300円
使う前には10分で使える素材を溜め込んでおいて一気に修練を進めるやり方が主流でした
等倍速の頃に比べるとこの辺りから生産のランク上げは楽になった気がします

この後はイベントで修練が2倍になったり才能で2倍になったりと
加えて、多重で効果が発動しますので
2倍×2倍×2倍×2倍・・・と30~40倍で進む様になり
今のマビノギですと1時間もあれば鍛冶スキルもマスターまで行ける様になった様です

気付けば、金・金・金と集金ゲーと化したマビノギですが
遂に致命的なアイテムの販売を始めます

それが細工装備です

2011年末頃に実装されたシステムで
アイテムショップからリアルマネーで購入できる細工道具を使う事で装備品に細工強化をする事が可能になりました

この細工がかなりの凶悪なシステムで
1~20のレベルと1~3のランクが存在し
更に何のスキルが付くかはランダムでした
言わばガチャみたいな奴ですねw

細工の問題点としては、細工無し装備と有り装備ではかなりの差が出た事でしょう
特にスキルにダイレクトに影響を与えるのが問題点の1つでした

梅ガム装備も影響力はあったのですが
あちらは最大攻撃力の違いだけだったので装備次第ではある程度詰める事は可能です
しかし、細工に関しては課金オンリーの要素です

加えて、数千円程度の課金ではまともな細工装備は手に入りません
10万~20万と課金する人も大量に現れました
ゲーム内マネーでは太刀打ち出来ないコンテンツが現れてしまったのです
自分の中でも急激に冷めていくのを感じました

引退度合いとしてはかなと
細工が直接的な原因かは解りませんが、細工後の引退者が一番多かった気はします
後に引けなくなり細工課金をしてしまって10万~20万の課金をしていた人を見掛けたくらいです

大きなターニングポイントだったのは間違いないでしょう

マビノギオープンマーケット

2010年2月

マビノギ界に最大の衝撃が走ります
マビノギオープンマーケット(以下、MOM)の登場です

これはどういう機能かと言うと
ゲーム内に新たに追加されたMOMを利用して
ゲーム内アイテムをNPで購入する事が可能になりました
NPとはネクソンポイントの略で
1NP=1円です
つまり、完全なる公式RMTが登場しました

これに関しては当時は大論争がおきました
賛否両論の否定派が多かったと思います

とは言え、RMTやBOTや垢ハックが横行していたのは事実です
MOMで完全にトドメを刺しに来たのでしょう

引退度だけで言うと「小」ですかね・・・

実装前~実装時は否定意見の多かったMOMですが
使ってみると意外と便利な事がわかります

これは今までのマビノギのトレードシステムの問題で
MOM実装前のマビノギは
ゲーム内アイテムをトレードする方法は2種類しか存在しませんでした

露店販売と公式の取引掲示板での取引です

露店販売は主にダンバートン周辺で行われているのですが
何点か問題がありました

1つ目が上限額の問題で225万を超えるアイテムは取引不可でした
2つ目が放置の問題で
露店販売中は色々と制限が掛かるので、基本的には寝放置になります

当時の露店放置の様子です
ダンバートン周辺には100個近くの露店が点在していました
こういう風景もワゴン、MOM、ハウジングと様々な要素が追加されていき、自分が休止する頃には露店を出す人は殆ど居なくなっていましたね・・・

この露店も24時間PCを稼働できる方なら問題は無いのですが
中高生の方や共有リビンク等でプレイしている人は放置しにくい方も多かったと思います

次に取引掲示板ですが
公式掲示板に売りたいアイテムを書き、相手からの返事を待ちます
相場より安い価格で出すと10分程で売れたりもしますが
長いと1日~2日くらい掛かります

取引掲示板で3M~4Mくらいのアイテムだと
掲示板に出すのが面倒な人が露店の上限額で出したりもしていたので
たまに掘り出し物が見つかったりもしましたね・・・

と言う訳でアイテムを売るのが若干面倒だったマビノギですが
MOMは非常に取引するのが楽だったのです

MOM自体は24時間空いているマーケットで
出品すると最大144時間保存されます
価格の下限は100NPからで最大上限は99999NP(だったかな?)
販売時に手数料として100NPと1割がネクソンに徴収されます
実質的な最低価格は210NPとなります

露店も出さなくてもいいし、取引掲示板にも出さなくてもいい
出品後はオフラインでも大丈夫です
会話も一切要りませんし、値引き交渉のメモとかもありません

唯一の欠点としては ゲーム内ゴールドが手に入らない事でしょうか?
導入時こそ荒れましたが、導入から半年程経つと誰も文句を言わなくなりました

当時の相場としては
200NPで1Mくらいだったかな?
最低値で出すと100NP取られるので大体1000NP前後のアイテムを出すのが主流でした

マビノギはFLCが1000円
キャラカードが月に2枚で1000円なので
月額2000円あれば遊べるゲームなのですが
言い換えると2000円=2000NP稼げれば無料で遊ぶ事が可能になりました
2000NPは10M相当なので
ゲーム内である程度稼げる人は課金なしで遊べるようになりました

ここでこれまでにこの記事内で出てきたアイテムの価格をおさらいしてみましょう

ゲーム内で買える回復ポーションが1300G
アイアンインゴットが1セット30000G
最高級革が40000G
ドラゴンブレイドが1000000G
カリスウィザードスーツが1500000G
ダス兜の初出時が10000000G
バナレン靴型紙が30000000G

1M=1000000G=200NP=200円と思って頂ければ解りやすいかと思います

逆にNP価格で言うと

カンガルーネズミが400NP
キャラカードが500NP
エンチャント保護Pが800NP
FLC1ヶ月が1000NP

この辺はうろ覚えですが
上のガム装備の古代暗黒ネコ装備ですが
最大値が27ですが、23~24辺りで22500NPとかで取引されていたと思います
22500NPなので5000万Gくらいですね・・・
当たり前ですが、NPを現金に変える行為は違法になります

ここで自分の課金履歴を見て貰おうかと思います

これは上に貼った2007年頃の課金履歴になりますが

月2回大体1000円ずつ課金しています
課金コンテンツも殆どありませんでしたので、FLCorキャラカードorペット課金ですね
ランダムボックスが出た頃だと思いますが、この頃は金も無かったと思います
月2000円で遊べるゲームと考えると良心的なゲームです

次が2008年頃の課金履歴になります


3000円や5000円課金が目立つ様になりました
RMで購入できる要素がかなり増えた頃です
ペットも今までは300-400円前後だったペットが多かったのですが
1000円近くする飛行ペットが登場しました

この頃はスロプーだったと思いますので、5000円入れてるのはスロットで勝った時ですかね
入金日時が夜中の1時とかになってるので、スロットで閉店まで打ってその帰りにコンビニでWMを買ってきたとかだと思いますw

箱課金を殆どしなかった自分でさえ月の課金額が2000円→4000~5000円に伸びているので
人によっては40000~50000円課金していた人も多かったと思います

そしてこちらがMOM登場後の2010年頃のチャージ履歴です

なんと逆に課金をしなくなりました

これはMOMからのチャージ金額なので貰ったNPになります
10/15~10/17の3日間で20000NP近くの売り上げです

月額に必要なNPが2000前後なので、それ以上に稼げています
と言う訳で2010年~2013年頃までの課金額は0になりました

購入履歴も見れるのですが
秘密任務の通行証を買い漁ってますねw


当たり前ですが、誰かがネクソンに課金しないとNPは生まれない訳で
出品時に1割+100NPが徴収される事を考えると
中級者層の課金額はかなり増えたと思います

ネトゲって廃人程課金額が高くなるイメージがありそうなのですが
マビノギは上位層が稼げるゲームだったので、ニート系の廃人は逆にMOM実装後は課金を余りしなくなったと思います
ただまぁ、それも細工実装でぶっ壊されたのですがw

マビノギをプレイした切っ掛けから休止するまでの話

思い返せば18年程前でしょうか

当時、自分は個人の携帯サイトにハマっており、そこで何人かの方と仲良くなりました
その時に「マビノギってMMOが面白いみたいなんだけどやらね?」みたいな感じで誘われまして掲示板でも仲の良かった3人で遊び始める事にします

誘ってくれた方は1年程で引退してしまったのですが
自分はドハマリしました

とは言え、この頃は高校を卒業した頃で、浪人時代
親からは「大学代は自分で何とかしてね」と言われたので、とりあえずアルバイトで学費を稼ぐか・・・と考えていた時期です

最初にバイトをしたのが拘束時間がかなり長い仕事で
勤務時間が7時~20時まで
家から勤務先は30分程の場所だったので朝は6時前に起きて、バイトが終わって家に着くのは21時頃です
休みは週に1回あるかどうかでした
ほぼほぼバイトで潰れる毎日
風呂に入って飯を食べたら22時頃
ゲームを精々やれても2時間程度です

こんな生活を4ヶ月程続けていたのですが
ある日バイト先の社長から連絡が来ます
「夜勤で欠員出たけどこっちの仕事やりませんか?」と

少し悩んだ結果「じゃあ夜勤入ります」と返事をしました
昼の仕事でそこの同僚の方とも仲良くなったのが後を引きましたが、夜勤だと拘束時間も短そうですし、ゲームをやれる時間が増えるかも?と考えたのです

これが破滅への道の第一歩でした

自分のバイト先ですが、時給では無く日給月給方式でした
基本的に勤務内に仕事が終わった場合は早く終わっても満額支給
規定時間以上の場合は残業代が出ると言う方式です

これまでの日勤は固定時間でした
とは言え、たまに残業は有りましたがほぼありませんでした

夜勤は早く終わる可能性があると言う事は行く前に伝えられていたのですが
なんとこの仕事が0時30分~3時までの仕事でした
実質的な勤務時間は2時間30分程です

考えてみてください
日勤は休憩2時間実働11時間の13時間勤務
夜勤は休憩無しで実働2時間30分です

日勤は9時間拘束+残業2時間みたいな計算で合計が11時間
夜勤は1.25倍の賃金が発生する為、こうなると日勤と殆ど給料が変わりません
寧ろ、日勤は週6~7でしたが
夜勤は週7回だったので夜勤になってから給料が増えたくらいです

何より大きいのが時間の使い道でしょう
これまでは1日2~3時間しか無かったゲームの時間が余裕で12時間以上取れます
また、日勤を始めてから封印していたパチスロも余裕で行けます
夜勤が短いお陰で、夜勤後にパチスロに行って閉店まで打ってそのまま夜勤に行っても余裕でした

こうして、1日2時間だったマビノギも1日3時間、4時間、8時間と伸びていきます
気付けばマビノギの住人と化していました

最初で最後のギルド設立

始めた当初は3人で遊んでいたのですが
ギルドを作ろうぜwと言う話になりました

そこで作ったギルドが「きのこ騎士団」と言うギルドです
今考えると酷いネーミングのギルド名だと思いますw

この頃は個人ブログをやってたのですが
そこで「マビノギおもしれぇwwww」ってブログばかり書いていたら、ブログの住人の方が続々とギルドに入ってくれまして、気付けばかなりの大所帯になっていました

このクソギルドは数ヶ月程で解散してしまったのですが、この時が一番楽しかった気がしますね

ブログ勢とマビノギ勢でのオフ会もしました
オフ会でパチンコ屋に行ったり
ギャルゲーで「Air」と言うゲームがあるのですが、それの聖地が和歌山県美浜町でそこまで「ごーるっ」しに行ったりもしました
あの頃はアグレッシブでした

当時のSSが奇跡的に残っていました
2006年なので18年前ですね・・・

14人くらいかな?
この中で半年後も続けていたのは5人くらい
残った5人の内2人は8年くらい一緒にやってたので
ネトゲはプレイ1年を超えると辞めにくくなって続けてしまう気がします

伝説の廃人との出会い

「きのこ騎士団」も解散して、フレンドも続々と休止&引退
マビノギに対する情熱も失い掛けていました
ネトゲはソロで遊んでも楽しくないのです
この頃は1人でダンジョンを回っていましたが最早惰性でした
そろそろ引退かな・・・と思っていた頃です

そんな時に出会ったのが「ユリシーヌ」さんでした

この方はマビノギのβからプレイしている方で当時の最前線を突っ走っている方でした
イメージとしてはSAOのキリト君みたいな感じです

恐らくは大学生の方で、累積も鯖で恐らく1位でした
たまたま野良PTで一緒にダンジョン回ったのが切っ掛けでフレンド登録をして貰い、そこから良く遊ぶようになりました
当時のマビノギで1番の廃人は?と聞かれるとほぼ全員が「ユリシーヌ」と答えていたでしょう
それ程までに有名でそして強かったのです

そもそもの累積レベルが高かったのもありますが
プレイも上手く、死んでる所も殆ど見なかったと思います
憧れと尊敬の存在でした

最初の方のエピソードで付き合った話があるじゃないですか?
実際そんな感じだと思うんですよ
ユリシーヌさんは強くカッコいい憧れの存在です
仮に自分が異性だとしたら確実に惚れていたと思います

ユリシーヌさんには様々な事を教えてもらいました
それはゲームの事だけではありません
自分はユリシーヌさんと出会って居なければ恐らくマビノギは続けていなかったでしょう

マビノギでは色々な人に出会い、別れてきました
別れると言っても、基本的にはある日突然居なくなる方が大半です
「引退するわ」と言って消えて行った人は殆ど見たことはありません
消える時は何も言わずにそっとまるでそこには居なかった様に消えるのです

しかし、ユリシーヌさんは違いました
これからの生活を考えてマビノギは引退する
来週の日曜日にアカウントも消す
ある日そう言いました

ショックでした
引退するって言ってる奴に限って引退しないんだよなぁ・・・とか言われる事も多いですが、自分はユリシーヌさんから強い意思を感じました
あぁ、この人は本当に辞めるんだな・・・と

引退する当日はみんなでお別れパーティをやろうと誰かが言いだしました
ユリシーヌさんは交友関係も多かったので、お別れペッカにも結構な人数が集まりました
当時の写真が残っていました


引退すると言う事でユリシーヌさんが所持品をみんなに渡します
装備品や武器や鍛冶で作った作品等です
自分の番が来ました

「きのこんにはこれをあげるよ」

そう言って、受け取ったのは銘入りの短剣とドラゴンブレイドと言う両手剣でした
ドラゴンブレイドは当時は中々手に入らないちょっとしたレアアイテムです
ユリシーヌさんはイメージカラーとして紫色の装備品を好んで装備していたのですが、このドラゴンブレイドも紫色の刀身をしていました

(頂いた銘入りの短剣)

マビノギには精霊化と言うシステムがあります

武器や衣服は消耗品です
使えば耐久力が減っていきます
修理も最大成功確率が98%なので50回に1回は削れる確率です
耐久20の装備を使い切って修理に出すと2~3回に1回は最大値が1削れる計算です

しかし、お気に入りの武器を精霊武器化する事でその武器を永遠に使う事が出来ます
また、精霊武器は最初は弱いですが、使い続けて育てる事でどんどんと強くなってきます
(とは言え、エンチャントが貼れませんので後期は殆ど使う事はありませんでしたが・・・)

そう言う訳で、自分はユリシーヌさんから貰ったドラゴンブレイドを精霊武器化する事に決めました
当時流行っていた精霊の餌集めで、ペッカのゴーストを退治していたのですが
そのゴースト退治で貰えるゴーストの体液がグミに見える事から「グミシーヌ」と名付けました


マビノギからアカウントを消したユリシーヌさんは
mixi等からも完全に消えました
ネットの世界から完全に消えたのです

ユリシーヌさんと出会わなければマビノギは引退していたと思います
そしてユリシーヌさんと出会った事で自分はマビノギの廃人への道を歩み出したのです

天使との出会いとマビノギ復帰からの休止へ

マビノギでは様々なギルドに加入してきました
自分がギルマスになったのは最初に設立した「きのこ騎士団」が最初で最後なのですが
それ以降は様々なギルドにお世話になってきました

合計だと恐らく8個くらいのギルドを渡り歩いたと思います
ギルマスが女性関係のトラブルで崩壊したり
ギルマスがアカウントBANされたりと
色々な事がありました

恐らく4-5個目に入ったギルドだった思います
そこで天使と出会います
「かなえたん」と言う方です

お世話になったギルドに在籍している方で、自己紹介の時に「生産が好きで遊んでいます」と自己紹介をされました
当時はダンジョンもほぼ行かず、専ら羊毛を苅っているのが印象的でした
常にメイド服を着ており、「人のお世話をするのが好き」と言っており
頼まれると断れない性格をしていました

何回かダンジョンに誘ったのですが
戦闘は苦手と言うことで最初は断られたのですが
鍛冶をするにもお金が必要です

ランクが上がってくると生産だけではどうしても賄えなくなり
気付けば誘えばダンジョンにも来てくれるようになりました

鉄棒事件

ギルドに入ってから1年程でしょうか
かなえたんとは生産日に良く一緒に鍛冶のスキル上げをやっていました

自分の入ったギルドのメンバーは20人程で
新規で入る方は殆ど居ませんでしたが、それでもたまに新人が入ってきます

この新人が入って1ヶ月程でしょうか
新人の方はマビノギ歴としては半年程なのですが、その時はハンディクラフトを上げていたと思います
このハンクラのスキルを上げるのには「鉄の棒」と言うアイテムが必要なのですが
鉄棒は使い道がハンクラ以外殆ど無く、市場にも殆ど出回りません

作るのには鍛冶のランク9辺りから作れるので、基本的には取引掲示板で鉄棒を依頼すると鍛冶師の方が作ってくれるアイテムとなります

ある日、新人の方がギルチャでこんな発言をしていました

「あのー鉄の棒が欲しいんですが^^」
「誰か持っていませんか^^」

当たり前ですが、鉄の棒を持っている人は居る筈もありません
使い道も薄いですし、サイズもデカいので倉庫に置くメリットもありません
基本的に素材はスタックできるシステムなのですが、鉄の棒は何故かスタックされません

自分はこの時、鍛冶スキルも4くらいだったので余裕で作れますが
この新人と別段仲良くもありませんし、作るメリットも無かったので返事はしませんでした

しかし、そこは天使のかなえたん

「わたくし、鍛冶ランク7ですのでお作りできますよ」

「本当ですか?^^」
「じゃあお願いします^^」

「わかりましたー」
「どれくらいの本数が必要でしょうか?」

「えーっと、Wikiを見ると200本くらいって書いてますね^^」
「お願いします^^」

「作るのに素材としてアイアンインゴットが必要なのですがお持ちでしょうか?」

「持ってないですね^^」
「お願いします^^」

「わかりました」
「とりあえずお出ししておきますね」
「今日は木曜日なので次の生産日の月曜日で宜しいでしょうか?」

「出来れば早くほしいです^^」
「今日とか無理ですか?^^」

いやーーー流石に切れそうになりましたねw
この時は22時くらいだったのですが、かなえたんはこの時間から鍛冶場でひたすら鉄の棒を作っています
流石に自分も見兼ねて「手伝いますよ」と言って手伝いに行きました
流石に今回は頭に来てたので「ちょっと酷くないですか?」と言ったのですが
かなえたんは「わたしは大丈夫ですよ」と

天使かな・・・?

ちなみにこの後もクレクレ行為に続いてセクハラ発言もあり、ギルマスから厳重注意を受け、後日ギルドから抜けていました
追放と言うよりは注意をされて腹を立てて抜けたみたいな感じだったと思います

天使エピソード

お金を稼ぐ手段の1つで鉱物採取と言うスキルがあるのですが
海岸沿いでこのスキルを使うと宝石を拾う事が出来ます
この宝石は精霊の餌になり、大きいサイズだと能力値のアップ値も上がるので
3cm以上だとそこそこ売れるアイテムでした

かなえたんは、戦闘が苦手な事もあり良く露店で宝石を売っていたのですが
自分はかなえたんが宝石を売っているのを見掛けたら毎回買い占めていました
ちなみに、相場より高かったのですがお金に困ってるんだろう・・・と思い採算度外視で買い占めていましたw

すると、販売ログを辿ったのか
「欲しいならあげますよw」とそれからは宝石をくれるようになりました

天使かな・・・?

しかし、宝石を貰うようになってから、かなえたんのぼったくり露店は出なくなってしまったのです・・・

困ったな
こうなると貢げないぞ・・・?

そこで自分は考えました

ダイレクトに貢げばいいのでは?

そんな訳で生産アイテムは全てかなえたんに貢ぐ様になります

(かなえたんに生産素材を貢ぐ瞬間のSS)

今だとガチ恋と言う言葉をよく聞くと思います
マビノギだと直結と言う言葉が良く使われていました(※下半身直結の略)
かなえたんとのゲーム内での付き合いは5年以上だと思いますが、そこに恋愛感情はあったのか?と言われると何とも言えません

リアルの話とかも殆どしませんでしたし、マビノギ以外の付き合いも殆どありませんでしたし
とは言え、かなえたんの人柄に惹かれていたのは事実です
生産の話が多かったですが、ギルチャでも良く喋っていたと思います

2013年頃です
細工装備が出てしばらくした頃で、自分はスキルをカンストした頃です
マビノギも停滞期に入っていたのか、フレンドのログイン率も悪くなっていったと思います
そして、かなえたんも何時しかログインしているのを見掛けなくなりました

気付けば自分もマビノギにログインしなくなっていたのです

復帰、そして休止へ

2015年末の事です

ギルメンの一部の方とはSkypeの登録はしていました
マビノギがメンテの時とかはギルメンの方とFPSをやったりもしていました

そのギルメンの方は自分がログインしなくなった後もマビノギを続けていたのですが
その方からSkypeでメッセージが届いていました

「かなえたん復帰したよ」

あれから2年程経っています
もうマビノギに戻る気は無かったのですが、かなえたんが復帰したなら別です
自分は2年振りにマビノギの世界に降り立っていました

ログインすると早速かなえたんからメッセージが飛んできました

「お久しぶりです」
「元気でしたか?」
「きのこさん用に武器を作っておきました」

一時期は50人程ログインしていたフレンドリストも今はもう10人もログインしていません
しかし、ここにはかなえたんが居ます

「久しぶりにマビノギやってみるか」

そうしてマビノギの世界に復帰しました

この時のマビノギは半年ほどやっていたと思います
フレンドも殆どが引退&休止だったので、かなえたんと遊ぶ事が多かったです

かなえたんと2人でベンチに座って喋ってるSSが残っていました
2015年頃の写真です

2013年~2015年の間にプレイヤー人口減少の為、マビノギはサーバーが統合される事になりました
タルラークはキホールと統合だったかな・・・?
その為、名前が被る人も出てくるのでその場合は後にログインして名前が被った場合は変更しなければなりません

【きのこん】はキホール鯖で使ってる人が居なかったのかそのまま使用する事が出来たのですが
【かなえたん】は被りが居たようで、【かなたん】に名前が変わっていました


半年程マビノギは続けていたのですが
かなえたんも気付けばログインしなくなっていました

突然居なくなったり連絡取れなくなったりする事はネット世界ではあるあるです
そして、かなえたんの居なくなったマビノギは楽しくありませんでした・・・

そして自分はまたマビノギを休止しました
これが2016年頃の出来事です

そして、これ以降はマビノギは遊んでいません

2016年なのでもう8年程前の出来事です
自分の長いマビノギ人生の中で一番お世話になった方です

最後に挨拶したかったなぁと今でも心残りの1つです

天使を讃える家

マビノギにはハウジングと言う機能があります
システムとしては家賃を払って家を借りる事が出来ます

家には倉庫と同じ様にアイテムを置いたり、置いたアイテムを販売したり出来るのですが
倉庫と違う点はハウジング専用のアイテムを置いて飾りつけする事が出来ます
椅子とか壁紙とかのアイテムですね

マビノギには自分の似顔絵を描いて貰える肖像画と言うアイテムがあるのですが
この肖像画も家に飾る事が可能です

と言う訳でかなえたんの肖像画を極秘ルートから手に入れてきました
勿論家に飾る為です

ここがかなえたんハウスね?

ハウジングの話と言えば
ハウジングシステムは2010年に実装されたのですが
初回のトゥガルド居住地に関しては自分達が落札しました

友人のR氏に「ハウジング取りに行かない?」と誘われて「行く行く」と言ったものの
最低落札価格は1億G
予想では5億ちょいじゃね?と言われていたので「とりあえず2億用意して?」と言われました
基本的にダンジョンで稼いだアイテムはかなえたんに貢いでいたので、死物狂いで金策に走った記憶がありますw

この時のダンジョンは影ミッションが基本だったのですが、1週で大体10~20万Gくらいでしょうか?
1日8時間くらいダンジョンを回っていた気がします

集まったメンバーもギルドはバラバラですし、色々と言われるのもアレなので
各自サブキャラを用意してダミーギルドを用意して落札しました

ペットからサブキャラを紐付けて特定するサイトがあったので、ペットを出すのも禁止でしたw
面倒ですがアイテムの輸送も銀行経由でやってたと思います
当時、トゥガルド居住地の城主だけ聞いたことの無いギルドだったのはその所為ですねw
流石に10年以上経っているので時効でしょう

ハウジングは261棟を分譲販売する形なのですが
初回と言う事もあり報酬分配型でやったのですが、大分儲かったと思います

その後は居住地も追加されて旨味も無くなったのでハウジングからは手を引きました

天使の盾

マビノギには様々な装備品が存在します
その中の1つの盾の話をします

盾は装備品の中でもかなり不遇な扱いでした

盾は右手に装備するアイテムなのですが
勿論盾だけ装備しても攻撃力は0なので戦えません
基本的には剣とセットで装備するアイテムです
しかし、両手で持つ武器とはセットで持つ事が出来ませんでした

この記事で度々出てくる「ラゴンブレイド」とかが正にそうですね
ドラブレは両手剣なのでドラブレ+盾は両立が不可な装備でした
当時の主流武器は両手剣だったのでみんな両手武器を担いでいました
自分も精霊武器は両手剣でしたしね

となると、盾とセットになるのは片手剣や鈍器類になるのですが
ハンマー等の鈍器武器は最小~最大ダメージのバラツキが酷く、ダメージが安定しません
となると、片手剣+盾がバランスが良さそうな組み合わせになるのですが

G4S4のアップデートで新しいスタイルの二刀流が実装されました
これは片手剣を両手で装備出来る機能です

理論上最大ダメージを出せる組み合わせは
片手剣×片手剣になりましたので、益々盾の存在意義が薄れていったのです
この辺りでトレンドも両手剣から二刀流に移り変わりました

まぁ、そもそものマビノギの戦闘システムが
防御よりも攻撃寄りだったのでこれは仕方ないの無い事なのですが・・・

そしてそれを後押しする様に盾の種類が非常に少ないのも特徴でした
店売りで2種類
鍛冶で製作出来るのが5種類程
ゲーム内で両手で数える程の種類しか存在しませんでした

そんな少ない盾の中でも超レアな盾が存在したのですが

それが「ドラゴンシールド」です

※マビノギWikiより

ドラゴンシールド【どらごんしーるど】
盾の一種。既存の盾では最高レベルの性能を持ち、入手難易度も最高レベルの代物。
作業工程に必要なインゴットはともかく、デザートドラゴンの鱗が厄介。
数回の試行が必要なので数もそれなりに必要になる。
仕上げにもデザートドラゴンの目が必要。
さらに肝心の図面ですらデザートドラゴンから入手しなくてはならない。
と、三拍子揃った究極のレア度ぶり。

登場は2007年頃ですが
図面のランクが5と当時では最高峰レベル
作れる人もかなり限られる上に素材もボスドロップ品のみでレア扱い
また、仕上げに使うデザドラの目が中々市場に出回りませんでした

と、ゲーム内で作れるアイテムの中では超レアアイテムなこの盾
持ってる人も殆ど居なかったと思います

この時の自分の鍛冶のランクは4~5くらいだったので
ドラゴンシールド自体はギリギリ制作出来ます
そこで自分は考えました
かなえたんに作って貰おうと

「かなえたんお願いがあるのですが」

「はい。なんでしょう」

「ちょっと鍛冶品を作って欲しいのですが」

そして、かなえたんにドラゴンシールドの素材一式を渡します

「えっ・・・これドラゴンシールドじゃないですか」
「わたし、まだランク8ですよ・・・」

「はい。なので仕上げまでやっておきました^^」
「銘入り(B+品)をお願いしていいですか?」

ここで鍛冶のシステムを説明します
かなえたんの鍛冶のランクは8です
ドラゴンシールドはランク5なので作るのには適していません

鍛冶は裁縫と同じく
製作→仕上げの工程を踏むのですが
99%まで製作を進行すると工程に入ります
この工程に関しては100%成功する為、ランクの影響を受けないのです

と言う訳で99%まで仕上げているドラゴンシールドと
仕上げ材料のデザドラの目をかなえたんに渡します

「失敗したら目玉取ってくるので大丈夫ですよw」
「何回でも挑戦してくださいw」

と言う訳でこちらがランク8のかなえたんに作って貰ったドラゴンシールドになります

ドラゴンシールドの鍛冶品は耐久20~くらいあるのですが
エンチャントの失敗と、大分使い込んでいるので修理時の失敗で
残り耐久が4とかなり年季を感じるアイテムとなってしまいました

かなえたんのエピソードはまた出てきたら更新します

世間は狭いエピソード

自分がマビノギを始めた頃は3週間に1回、キャラクターカードを使用して転生する事が可能でした
この時の転生時の平均レベルは40~50程度だったと思います
当時のSSが残っていたので大体こんな感じですね

転生回数が27回で累積レベルが1314
大体48~49レベルくらいで転生しています
転生するのに3週間必要な時代だったので3×27で81週
プレイしてから1年半後くらいのデータです

ちなみに伝説の廃人ユリシーヌさんは引退時で累積2000くらいと言っていたので
みんなが40~50レベルで転生している時代に70くらいで転生していたと思います

その後、転生条件が緩和され、2週間転生となりました
確かC3の錬金術アップデート辺りなので2008年頃ですね

ちなみに韓国では1週間転生だったのですがバランス崩壊したので
日本だと2週転生で調整されたみたいです
このアップデートでは影の世界が追加され経験値効率も大分上がりました
今までだと50レベルだったのが70レベル~80まで伸びる様になります
ガチれば100も可能でした

その4年後には遂に1週転生が導入されました
経験値の見直しもされたので、この頃には1週転生にも関わらずレベル100まで上げるのは容易になっています

仮に毎回レベル100まで上げたとすると1年で50回転生できますので
1年で累積5000まで伸びます
2年だと累積10000です

ちなみに今現在のマビノギですと
(※マビノギWikiより)

  • キャラクター
    • 前回の転生から6日間(144時間)経過後に転生できます。
    • 累積レベルが低いキャラクターは転生周期が短くなります。
      ~4999:1日
      ~7999:2日
      ~9999:4日
    • 初心者アカウントは累積レベル9999まで1日毎に転生できます。
    • プレミアムベーシックパッケージ以上の定額サービスを利用していて、累積レベルが5000以上の場合、次の転生までに必要な時間が1日減少します。

なんと累積4999までだと1日で転生できるみたいですね・・・

私の累積は◯◯あります

2015年頃の話です
かなえたんが復帰したので帰ってきた頃ですね

この時に働いていた会社の社長と昼ごはんを食べに行く事になりました
社長はゲームが大好きでネットゲームも嗜みますし、最近は家族でゲームをやる事も多いらしいです
聞いた話だとウルティマオンラインの時からネトゲをやってるみたいな話を聞いたので結構なゲーマーの臭いがします

社長と2人でご飯を食べに行ったのですが
丁度今やってるゲームの話になりました

社長「そういやさ、最近家族でネトゲやってるんだけど」
社長「結構面白いんだよね」

きのこ「へー。なんてタイトルのゲームっすか?」

社長「マビノギって言うんだけどね」

この時、ちょっとご飯を吹きかけましたw

きのこ「マジっすかw」
きのこ「自分もやってますよw」
きのこ「ちなみにサーバーは何処です?」

社長「確かタルラークだったかな」

きのこ「自分もタルラークっすよw」

こんな偶然あるんですかね?
とは言え、2015年のマビノギだとプレイヤー数も結構居たと思います
サーバーもこの時は統合して3サーバーだったので1/3
そう考えると無くは無い話です

で、ご飯を食べながらゲームの話をしていたのですが

社長「最近家族でダンジョンに一緒に潜っていてね」
社長「この前ペッカだったかな?初めてクリアしたんだよね」
社長「ちなみに家族で累積も俺が一番高いんだよねw」

きのこ「へー。社長は今累積幾つくらいなんですか?」

社長「この前累積1000超えたんだよw」
社長「ちなみにきのこ君は?」

きのこ「・・・です」

社長「え?なんて?」

きのこ「14000です・・・」

ダンジョンに一緒に行こうかーみたいな話も最初していたのですが
どう考えてもバランスブレイカーなので遠慮しておきました
とは言え、余ってる装備品とかも結構あったのでHNだけ聞いて送っておきました

イラストレーターとシナリオライターの話

SNSツールだと自分はmixiとTwitterを利用しています
mixiはどちらかと言うと身内向けなイメージが強く、Twitterはフルオープンと言うイメージが強いです

Twitterだと共感を得たツイートを見掛けたら、イイネしたりお手軽にフォローを飛ばしたりしますが
mixiだとそうはいきません
自分のmixiのマイミクは130人居ますが
この中でmixi経由でマイミクになった人は5人程度です

マビノギの話に戻ります
マビノギのギルドメンバーで良く遊ぶ方が居たのですが
この方とはマビノギ外でSteamのFPSとかも一緒に遊んだりもしていました
元々、この方はイラストを描いている仕事をしていたのは知っていたのですが
「今度ゲームのイラストを担当したんだよね」と言う話に

ちなみにゲーム名は全部書くとアウトなタイトルだったので、一部伏字で書くと
「◯◯◯◯こすぷれ◯◯◯◯」と言うタイトルでした

所謂「抜きゲー」って言う奴ですね
自分はギャルゲーは良くやりますが、抜きゲーのジャンルは殆どやりません

と言う訳で、紹介されたタイトルでググってHPを見たのですが
参加クリエイターに見覚えがあるんですよね・・・

「あれ?この人どっかで見た名前なんだよな・・・」
「あっmixiだ」

何かの機会でマイミクになった方なんですが、そういやライターやってるって言ってたなぁ・・・
日記でコメントをしたり、貰ったりはする仲でしたのでメッセージを送ってみます

「MMOでギルメンがゲームのイラスト担当するって言ってるんですけど、もしかして◯◯さんっすか?」みたいなメッセージを送ったら「そうなんすよw」みたいなメッセージが返ってきまして
ギルメンが原画でマイミクがシナリオライターってどんな確率なんや・・・となりました
世間は狭いなぁと思った瞬間でした

印象に残っているダンジョン等のエピソードの紹介

自分の中で印象に残っているダンジョン等のエピソードを紹介しようと思います
時期的に2009年~2010年頃になりますかね・・・

廃人エピソードは思い返せば幾つでも出てくると思うのですが
あまりディープな内容だと付いていくのが厳しそうなので解りやすいエピソードを紹介しようと思います

秘密任務

G11S2で登場した特殊ダンジョンで
難易度は中級、高級、ハードの全3種
ダンジョンは全3個なので合計で9種類のダンジョンが追加されました

これまでの登場したダンジョンとはかなり変わったダンジョンで

・通行証がかなりのレアで取引が可能
・クリア時の行動によってランクが決まる
・最高ランク判定時はかなりのレアアイテムが出る
・最高ランクを取るのがかなり厳しい

と言った内容でした

通行証は取引が可能で
中級はSランクは取得不可能ですので、報酬がイマイチ
高級~ハードだと最高ランクを取れる可能性があり、S判定だとレアアイテムがそこそこ出るので
廃人にとっては”かなりの美味しいダンジョンでした

ただ、これまでのダンジョンでも難易度は最高峰に近いレベルでした

ランク判定はC~Sの4個存在するのですが
クリアボーナスと難易度ボーナスはクリアすれば確実に貰えるボーナスです
ハードだと最低でも2000点+2000点貰えるので最低ランクはBランクになります
クリア時間ボーナスもある程度戦えるパーティで揃えれば時間内にクリアは可能でした

問題があるのはアイテム使用と死亡回数でしょう
ランクS判定を取る為には8000以上が必要となります
このアイテムボーナスに関してはポーション1個使う度に25点~50点引かれます
減点上限は1000点ですが、普段ダンジョンに潜る場合はガブガブポーションを飲みます
そういう訳でポーションがぶ飲みプレイを封印される事になります

最後が死亡回数です
こちらも誰かが死ぬ度に100点前後の点数が減点されます
最大減点数は1000点です

ダンジョンは「秘密水路」「レッドドラゴン」「パルホロン」と3種類のダンジョンが存在し

難易度はパルホロン>秘密水路>レッドドラゴン
報酬期待度もパルホロン>秘密水路>レッドドラゴン
だったと思います

レッドドラゴンは道中もボスもそこまで難しくなく
死亡確率も低めでしたので、ハードだと大体8000点取れるダンジョンでした
その分貰えるアイテムも微妙で衣装類が多かったので
登場初期ならともかくとして、ある程度時間が経つと衣装類は溢れかえりますので
服や靴が出ても捨て値になります
その為、通行証も売れ残りをよく見掛ける程の不人気ダンジョンでした

水路は道中のモンスターがそこそこ固く
火力の無いメンバーの場合は制限時間オーバーでSランクを逃す事が多かったと思います
死亡率はレッドドラゴンよりは高いものの、寄せ集めでも火力が出るメンバーを揃えればSは取れました

そして、問題はパルホロンの守護神でしょう
道中の難易度も非常に高く、そしてボスが凶悪でした

ここのボスはウロボロスと言うボスなのですが
一度に4体出現し高火力のブレスがメンバーを襲います
加えて体力も非常に多い上に残りHPが少なくなると多段ヒットの超範囲ブレスを放ってきます

Wikiのコメントにも

あまりの強さに唖然。ハードの個体は胴体32000、頭100000以上だと思われる。
胴体が7、8秒で全快するのもG11同様。4匹の合計で言えば実質ライフ100万どころではないはず。 — 2010-02-02 (火)

と書かれているくらいで、並大抵のパーティだと撃破すら厳しいボスでした

ある程度の火力を揃えたメンバーですと倒す事は出来るのですが
大体1人2~3回は死にます
8人パーティで3回死ぬと24回
死亡数の1000点上限を確実に使い切ります

当たり前ですが、蘇生後はライフ1の為に回復ポーションを使う事になります
となると、アイテムの減点も1000点を余裕で超える事になります

1000点+1000点で合計の減点数は2000点
最大が9999点なのでこれだと7999点でSランクは取れません

その為、考えられた戦法がゾンビ戦法でした
死亡回数を捨てて死にまくりのカミカゼアタックをします
大抵全員死ぬので1人がナオに蘇生して貰い、パーティ用フェニックスの羽根で7人蘇生します
復活したライフ1のメンバー8人で回復せずにボスに突っ込みます
ただ、この戦法には問題が有りました

ウロボロスは広範囲の多段ブレスを吐くのですが
このブレスの周期もランダムで、運が悪いとナオ復活→ブレスで即死する可能性があります
格ゲーだと起き上がりやバースト後は無敵時間が存在しますが、ナオ復活後はありません
無駄に復活回数を使う事も多々ありました

とは言え、8人パーティだとナオ復活が3回×8で24回
1回の復活で7人蘇生できるので168回蘇生できます
ブレス攻撃も無敵時間がある技を重ねると生存できた事もありましたので死亡率100%ではありませんでした
こうして死亡回数をカンストして攻略する方法が流行りました

このやり方だと、火力さえ確保できれば
超高難易度のバルホロンでさえSランクを取れる可能性があります
しかし、エレガントなやり方では無い上にナオ復活前提ですので周回は不可能なやり方です

こうしてマビノギ廃人メンバーによるパルホロン攻略が始まりました

最終的なメンバー構成ですが
火力メンバー6人+回復メンバー2人の構成です
メンバーも鯖の上位100位以内に入ってる廃人を8人集めました

パルホロン最大の難関はウロボロスの発狂時の攻撃でしょう
体力がある程度低下するとブレスが超強化されます
超高火力のブレスは大ダメージを複数回ヒットする攻撃で食らえば即死でしたが、ダメージを抑える方法が存在しました
それが「ウインドミル」と言うスキルで唯一発生後無敵時間のあるスキルです
(※現在は無敵は削除)

この無敵時間を利用してブレス発生に合わせてウインドミルを放つ事で
多段攻撃のブレスの2~3回分を回避する事が可能になりました

ブレスは200~300ダメージで全ての攻撃を食らった場合は
当時体力が上がるスキルを全て上げた人でも確実に死ぬ技だったのですが
ヒット数を抑える事により生存が可能になりました
とは言え、スキルで体力を底上げしていないと回避したとしても死にます
最低でもブレスを耐えれるメンバーで揃えたのです

ブレスで減った体力をパーティーヒールで最大値まで回復させます
アイテムは20回まで減点されませんので
突入前のアイテムはカウントされない事を利用して、マナエリポーションを使った小技や、完全回復ポーションと言うアイテムで節約します
勿論ヒーラーも攻撃に参加しますし、ブレスの被弾もありますので、ヒーラーも体力値は限界まで上げています
8人全員がタンク戦法です

事故で死者が出る事もありましたが、減点最大上限の3人まで抑える事も出来たので
不可能だと思われた満点の「9999点」を遂に出す事が出来たのです
実装1か月後には安定して高級/ハード共にSランクを出す事が出来ました
アイテムもかなりの高値で売れましたので大分儲かったと思います

上の方に

難易度はバルホロン>秘密水路>レッドドラゴン
報酬期待度もバルホロン>秘密水路>レッドドラゴン

と書いたと思うのですが
世間ではパルホロンは難易度の高さから不人気でした
人気度だけで言うと水路>ドラゴン>パルホロンだったかな・・・

報酬が良いのがバレて通行証がかなりの高値になったのですが安定してS判定を取れるパーティは当時は皆無でした(マジで)
ギルドとかで攻略するメンバーだとほぼ無理でした
当時で安定して攻略できるパーティはサーバーで3~4個あるかどうかだったと思います

そういった理由もあり、この頃は傭兵でかなりの回数を秘密任務に誘われました
ただ、傭兵でパルホロンに行った時でSランクを取れた事はありませんでした
大抵アイテムと死亡回数でA判定を食らっていましたね

一番思い出に残っているダンジョンです

※追記

当時、一緒に遊んでいた方がSSが残っているとの事で頂きました
SSの撮影日が2010年3月
秘密任務の実装が2010年2月なので1か月程で攻略法を確立させていますね・・・

9999のスコアのSSが出てこなかったのでもしかしたら記憶違いかもしれませんw

※更に追記

一緒にやってたフレンドの方がSSを発掘して提供して貰いました
当時の9999のSSが出てきたので貼っておきます
(勿論今だとソロでも9999も簡単に取れるダンジョンになっていると思います)


シャドウウィザードの退治

マビノギでは長らくキア上級ダンジョンが一番稼げるダンジョンとして君臨してきました
C2アップデートでイリア大陸が実装され
イリア大陸にも「カルー森遺跡」「メイズ平原遺跡」「ロンガ砂漠遺跡」と3種類のダンジョンが実装されたのですが

共通して

・報酬が美味しくない
・経験値がしょっぱい

大不人気でした

ダンジョン自体も場所がしばらく経つと消えると言う謎システムで
ダンジョンに登場する敵も消えたり出たりして、消えてる間は攻撃不可になったりとイライラ要素もあり
生産素材が一切手に入らない事もあり「誰が行くんや・・・」と不人気ダンジョンとなり
登場1ヶ月は物珍しさで人も居ましたが、不味い事が知れ渡ると一瞬で過疎になり正に廃墟です
結局皆口を揃えて「キア上級で良くね?」となったのです

そんなキア上級ダンジョンですが、遂に王座の座から陥落する事となります
C3アップデート「アルケミスト」で影ダンジョンが実装されました

影ダンジョンはクエストボードからクエストを受けるタイプのダンジョンで
「初級」「中級」「高級」「ハード」の4種類があり
ハードのダンジョンがキア上級を超える効率のダンジョンとなりました

人気だった「高級革」や「最高級革の」ドロップも有り
また、今までのダンジョンと違い、ダンジョンクリアでゴールドも貰える事になりました

特に人気だったのが
「シャドウウィザードを退治」のクエストで
経験値:135000、賞金:26400G
を貰う事が出来る上に最大8人で入れるダンジョンでした

キア上級で貰える経験値が1週で200000程度だったので
クリア+道中の敵から貰える経験値でキア上級を超える経験値を貰う事が出来ます
また、キア上級に入る為には通行証が必要なので、持っていない場合は購入する必要があったのですが
影ミッションはクエストボードから無限に受ける事が出来るので通行証も要りません
こうして、キア上級の歴史は終わりを告げたのです

この「シャドウウィザードを退治」のミッションですが
影ダンジョンと言えばとりあえずシャドウウィザードだよね。と言った感じで
と言うか、大人数で潜れるダンジョンがこのミッションのみだったので選択肢がこれしか無かったんですよね・・・

ダンジョンの難易度としては
ソロだと無理ゲー
4人~5人だとそれなりのダンジョン
8人だと完全にヌルゲーと言った感じです

ダンジョン内には8個のスイッチがあり
スイッチを叩くとモンスターが5~8匹程度出現し、それを5回倒せばそのスイッチはクリアになります
8個全てのスイッチをクリアすると中央にボスが出現し、そのボスを倒せばクリアとなります
合計で40湧き、総数だと250体程度ですね

敵の沸き数も1回で8匹程度なので
8人PTだと1人1匹倒せば良いだけですし、非常に簡単です
ボスも体力が高いだけなので、ほぼ無傷で倒せます
1週のクリア時間は20分程
1時間で3周くらい出来ます

最初の1ヶ月は良かったのですが
流石に同じダンジョンで代わり映えしないダンジョンを繰り返しプレイしていると飽きてきます
ログインするとほぼ毎日高確率でダンジョンに誘われるのですが、大体が「シャドウウィザード行かない?」です
経験値もゴールドも稼げるので美味しいのは美味しいのですが
死ぬ事もありませんし、何より楽しく有りません
シャドウウィザードに飽き飽きしてましたが、ここ以外の選択肢もありません

仲の良い方ならともかく、人数合わせで誘われる事もあり
殆ど無言で敵を処理している時は当に作業プレイでした

流石に「シャドウウィザード」にうんざりしている頃です
その日も誘われたのですが、メンバーがそこそこ戦えそうなメンバーだったので
「中に入って1人で回っても良い?」と聞いてみました
最初は「マジで?」と言われたのですが、初めてソロで回ってみると意外と戦える事がわかりました
自分はソロでスイッチ3個潰している間に7人パーティで5個分くらいの速度だったと思います
とは言え、ソロでスイッチ8個はしんどいな・・・と言うのが本音です
効率も悪いですしね

スイッチの処理速度に関してはこれは自分の火力が高すぎると言う訳でも無く
スキルの問題です

マビノギには色々な範囲攻撃があるのですが
その中の1つ「ウインドミル」に関してはパーティプレイではタブー技に近いスキルでした

単体攻撃スキルだと
STR参照の「スマッシュ」
DEX参照の「マグナムショット」
と呼ばれるスキルがあり、共に最大500%の値でダメージを与える事が出来るスキルです

対して「ウインドミル」は250%のダメージですが
範囲内の敵全てにダメージを与えるスキルでした
つまり、2体巻き込めばスマッシュと変わりませんし、3体以上だとこちらの方がダメージが出ます

ただし、このスキルには問題があり

・敵がどの方向に飛ぶのか予測が付きにくい
・他人が戦ってるモンスターを巻き込む
・ウインドミルで殴った敵はターゲットが変わらない

と言うパーティプレイでは最悪の性質を持ち合わせていたのです

例えばAさんが「スマッシュ」でモンスターを殴ろうとした時に
そのモンスターをウインドミルで巻き込んだとします
ウインドミルでモンスターがAさんの目の前に吹っ飛びます
ウインドミルを当てた場合はターゲットは変わりませんのでモンスターのタゲはAさんのままです
そして、ウインドミルを当てるとスキルがキャンセルされます
元々魔法攻撃をしようとしていたモンスターがスキルキャンセルでアタックになります
スマッシュはアタックに負けます
突然目の前に飛んできたモンスターにAさんは対応不可です

こうして「ウインドミル」はパーティプレイでは多用するのはマナー違反と言う風潮になります
ちなみにマビノギではミルを多用する方はミル厨を揶揄されていた程です
ウインドミル自体は非常に強い技だったので、何故使ったら駄目なの?って人も多かったと思います
この辺りは慣れてきてモンスターのAIとかを理解すればパーティでの使用頻度も下がっていったスキルでしょう

ちなみに当時のミル厨の思考としては

Q,敵2匹に囲まれたら?
A,ウインドミル

Q,敵3匹に囲まれたら?
A,ウインドミル

Q,友達が危ない!
A,ウインドミル

Q,敵とタイマンになりました
A,ウインドミル

マジでこんな感じでした

とは言え、ソロの場合だと無敵付与に加えて保護無視で範囲攻撃の「ウインドミル」は最強のスキルです
普段は余り使いませんが、ソロで回ってるのでキチゲ開放でミルを乱舞します
「あぁ、ウインドミルを連打して良いんだ・・・」
サラリーマンプレイからの脱却です

ソロでクリア可能な事もわかりました
そこで自分は考えました

ソロでクリアできる人を8人集めたら効率が良いのでは・・・?

何時もの様にフレンドに声を掛けます

「シャドウウィザード行かない?」
「いいよ~」
「ただ、中に入ったらソロで回るんだけど出来る?」
「?????」

こうして自分はソロの効率の良さを語ります
何人かは「ソロ無理だよ」とか「お前精神状態おかしいよ」等と断られましたが、無事8人の廃人を揃える事が出来ました

マビノギではダークナイトと言う変身スキルがあるのですが
変身中はSTRが180%増えます
単純に火力が1.8倍になりました

この変身は360秒経過で変身限界時間になり、ライフが秒間10減るので
基本的には限界時間になるとスキルを解くのですが
ポーションをがぶ飲みする事により無理矢理変身を維持する事が可能でした

ポーションは飲みすぎるとポーション中毒になり
一定数を超えるとintが下がってアホの子になるのですが、strは減少しません
ポーション中毒になると回復量が1.5倍になるので
中毒状態で無理矢理strを維持する作戦を考えました
ポーション費用はかなり掛かりますが、クリア時の報酬ゴールドで充分利益が出る計算です

こうして、8人パーティで20分以上掛かっていた「シャドウウィザード」ですが
廃プレイヤー8人を集めて、全員ダークナイトで変身維持状態でソロで回るプレイで
1週辺り7分程度に縮める事が出来ました
20分→7分とかなりの時間短縮です

真っ赤に染まったダークナイト8人が異様な速さでダンジョンを周回するのを目撃されました
この辺りから「効率厨」とか言われた気がします
こんな感じで効率を求めて変わったプレイをするのが好きでした

廃人剣エルシノアソード

2010/10/21にG13が実装されました

内容としてはシェイクスピアの「ハムレット」がメインテーマのチャプターで
ダンジョンも今までとは打って変わり演劇ミッションへと舞台が変更されました

このアップデートでは色々なスキルや追加要素があったのですが
一番目を引いたのはエルシノアソードでしょう

ゼルダの伝説・神々のトライフォースのパッケージイラストみたいな感じで
エイヴォンのとある場所に燃え盛る剣がぶっ刺さっていました

この剣はクリックする事が出来るのですが
「熱くて持つ事が出来ない」と言うエラーメッセージと共に弾かれます
抜くにはどうやら特殊な装備が要る様です

マビノギではこの手の特殊イベントは
基本的にはメインストリームをクリアすると解決するのが常識だったのですが
この「エルシノアソード」に関してはメインでは手に入れる事が出来ないアイテムが必要でした

それがローズマリーグローブです

・エルシノアソードの説明

※Mabinogi 用語辞典Wikiより

エイヴォンに突き刺さっている炎の剣
G13をクリアしたキャラクターがローズマリーグローブを装備することで抜けるようになるが、
その条件はあまりにも厳しい

サーバーで1日1人だけが抜くことができる。日付が変わると再び生えてくる。
ちなみに、素手で抜こうとすると赤いフラッシュとともに少量のダメージを受ける

普通のスピード3打の片手剣でありながら、
「攻撃力95~190・クリティカル50%・負傷率50~100%・耐久20」
という極めて高い性能を持つ
バランスは0

数値だけでなくいろんな意味でバランスを放り投げてしまっている。

ローズマリーグローブを着用していないと
装備不可・雨が降ると攻撃力 50% 減少という一風変わった特性を持つ
ハムレットの叔父に対する復讐心を表すかのように、常時炎に包まれているのが特徴。

と言う訳で、この剣を抜く為にローズマリーグローブを作る事になるのですが
このグローブを作るのは非常に険しい道のりでした

※Mabinogi 用語辞典Wikiより

ローズマリーグローブ【ろーずまりーぐろーぶ】(装備)

G13にて実装された手袋。
セット効果やエンチャントとは別に、
装備自体に氷属性魔法ダメージ15%増加という効果を持つ、珍しいアイテム。
これを用いることで、エイヴォンに刺さっている炎の剣
エルシノアソードを抜き取り、装備する事が可能になる。

入手方法

裁縫にて製作可能だが、実現難易度が困難を通り越して狂気の域に達している。
後にランダムボックスからも出るようになった。現在出回っている品の大半はランダムボックス産と思われる。

型紙はエイヴォンで釣りをしていると入手可能。
型紙ランクは4と非常に高く、作成に取り掛かるのは容易ではない。

しかし、最も狂っているのは必要素材である。内容は以下の通り。

氷の絹×1
演劇ミッションにて出現するモンスター
(巨大)雪原クモが極稀にドロップする雪原クモの糸を5つ集め
紡織スキルを用いて冷たい糸を作成

その冷たい糸を更に5つ用意し、
紡織にてようやく一枚完成させる事が出来る。
絹の作成成功率は低く、紡織がランク1でも99%にはならないので、
曜日ボーナスとパーティボーナスの併用は必須

氷の生地×1
演劇ミッションにて出現するモンスター
(ジャイアント)スノートロールが極稀にドロップする。
雪原クモの糸とは違い、1回のドロップで1枚揃うためか数も集めやすい

これらの材料を集める事でようやく、製作を一回試行出来る。
型紙の進行率は5%で、
裁縫ランクやPTボーナスにも左右されるが大体20回分必要になる。
失敗する可能性を考えると、必要な素材は更に増える

氷の絹の分だけでも、雪原クモの糸が500本以上は必要という計算になる。
自力ドロップで集めるのは絶望的
買い集めるのも(金銭的に)並大抵ではない。
普通のプレイヤーにはまず考えられない数量だが、
無事完成させたプレイヤーも存在するから恐ろしい。

因みに仕上げに使うのは最高級仕上げ糸 x 2
(NPCが販売しており、1つ2,5k)
と、非常に良心的。勿論それまでが地獄なわけだが…

Wikiにも書いてある通り、作るまでの過程が地獄です
自分は財産も殆ど無かったので早々に諦めたのですが
この記事にも度々出てくる友人で廃人のR氏が俺は作るぞ!と言い出した事により
樽鯖廃人軍団のサーバー最速バトルが始まりました

マビノギには色々な生産素材が登場しますが
素材によって需要や供給は全く変わります

例えば何回も登場している「最高級革」ですが
このアイテムは1人のプレイヤーで生産スキルを上げようと思うと30000枚近く必要です
しかし、人気のダンジョンだとどこでも出現しますし、出現率も高めです
需要はありますが、供給量もかなりあるアイテムとなります

対して今回のキーアイテムである「雪原クモの糸」は
需要もニッチ過ぎて少ない上に、普通の人はプレイしないダンジョンなので供給量も0に近いです
また出現するダンジョンのモンスターもレベル制限があるので初心者が手に入る可能性は0です

雪原クモの糸自体はそこそこの値段で取引されますが
この糸を稼ぎ狙いでダンジョンを回るくらいなら他のダンジョンを回った方が稼げるからです
つまり、掲示板で買い取り募集を出した所で殆ど集まりません
R氏も全く買い取りできないと嘆いていました

当時、R氏の他に糸の買い取りを出していた人は2人
R氏も「Aさんが一番のライバルかなぁ・・・」と言っていました
廃人ネットワークの友人をどれだけ持っているかの戦いになったのです

上にも書いている通り、雪原クモの糸が大量に必要なのですが
合計で使った糸の数は379本
糸1個出るのが2~3時間ダンジョンを回って1個とかのレベルなので

裁縫にて製作可能だが、実現難易度が困難を通り越して狂気の域に達している

の意味が解ると思います

そして実装から45日目の12/6
遂にR氏のローズマリーグローブが完成しました

上にも書いている通り、「エルシノアソード」は抜くと全サーバー内から消えます
自分が遊んでいたサーバーは「タルラーク」ですが
タルラークの1chで剣を抜くと1ch~10ch全てのchで剣が消えると言う訳です
次の0時にはニョキと生えてきます

普通なら早いもの勝ちのシステムなのですが
抜く為のグローブの難易度が高すぎて対抗が居ないと言う奴ですねw

ちなみに、12/6まで毎日誰か抜いてないかのエルシノアチェックが行われていましたが、この日まで1度も剣は抜かれていませんでした

ですので、間違いなくR氏がタルラークサーバー最速でしょう
他のサーバーだともう少し早い方が居たかもしれません
タルラークでは間違いなく最速でした

この手の協力プレイが必須のイベントは
基本的に人海戦術が使える大手ギルドが強いのですが
みんなギルドはバラバラだった廃人ネットワークの完全勝利でした

グローブに関してはトレードが可能ですので
R氏の友人で協力してくれた方に順番に貸すと言う話になり
自分は6番目でした

糸に関しても無償と言う事では無く
相場より少し安めでR氏に提供していたと思います
糸1個だけでも数Mする上に製作に400個近く必要でしたので
R氏は貯金を全て吐き出したと思いますw
それ程までに過酷な道のりでした

mixiの方にたまにマビノギのSSを纏めてアップしていたのですが
この画像を見て貰えば分かる通り、2011年2月21日にこのSSを投稿していますので
少なくともこの日より前に抜いた事が解ると思います

抜いただけで実用的に使うにはグローブが必要だったので
実際に使ってたのはR氏だけなんですけどねw

ちなみに、このローズマリーグローブも
数年後にはランダムボックスに追加されてしまいました
製作難易度で考えると仕方のない事なのですが
こうしてリアルマネーで手に入ってしまう事を考えると
当時協力して作った身としては悲しくはなりますね・・・

とは言え、ランダムボックスで出現して
悲しむ人より喜ぶ人の方が多いのもまた事実なんですよねぇ

※追記

当時、鯖最速で抜いた時の動画を貰ったのでここで供養しておきます


あれから14年か・・・

マビノギのダンジョンと友人の話

マビノギのダンジョンには2つのタイプが存在します
通行証が必要なタイプと要らないタイプの2種類です
大半のダンジョンは入るのに通行証が必要でした

また、通行証有りのダンジョンには幾つかルールが存在しており

・ダンジョンに入れるのは8人まで
・1度退出してしまうと再度入るのは不可能

と言った感じの内容でした

C3のアップデートが来るまで流行っていたダンジョンと言えば
キア上級ダンジョンと呼ばれるダンジョンで
経験値もそこそこ貰えて、生産者に大人気の「高級革・最高級革」が手に入り、難易度自体も難しく無く、クリアする時間もソロで20~30分程度と言う事もあり人気のダンジョンでした

通行証有りのダンジョンは退出不可能と言うルールはありますが、キア上級ですとクリアまでに大体20分~30分前後
仮に切断切れ等で落ちてしまってもクリアするまで待てばいいだけです
大半のダンジョンは誰か落ちても問題は無い仕組みになっていたのですが
通行証有りのダンジョンで当時最難関ダンジョンの「ペッカ下級」と言うダンジョンが存在しました

全5層の広めのダンジョンで、全体的に敵の体力がバカ高く
魔法耐性強を持っているゴーストに、特殊武器でしか倒せないボス
敵の攻撃力も半端無く、ある程度体力を上げていないと1発くらうと即死レベルでした

今でこそソロでもクリア出来るダンジョンになってしまいましたが
当時は上級者が8人集まってクリアまで1時間~2時間掛かるダンジョンでした

この記事に良く出てくるキア上級ダンジョンに出てくるダークラットマンと言う敵がいるのですが
こいつは体力500、防御力6、保護20なので200くらい火力が出る人だと2~3発で倒せます

対して、ペッカ下級に出てくるホローナイトさんは体力3700、防御力33、保護50
ザコ敵ですらそこらのダンジョンのボスレベルに強いです
ラットマンに200出る人でも、保護と防御力で半分くらいまでダメージカットされるので倒すのに40発前後必要でした

しかし、このダンジョンはクリア特典として「ドラゴンブレイド」と言う武器が必ず手に入りました
このドラブレがそこそこの値段で取引されていたので人気のあるダンジョンだった訳です

熟練者でも1時間以上は掛かるダンジョンですので
中級者の方がメインだと20時頃に入ってクリアするのに日付が変わると言うのもザラでした
中級者6人と上級者2人ならともかく、初心者が混ざっている中級者メインの構成だとクリア出来ずに途中でリタイアしたと言う話も良く聞きました

慣れている熟練者で連携が取れていても苦労するダンジョンです
そんな最難関ダンジョンの野良パーティがあるとすれば?

・・・地獄です

そんな地獄への片道切符のペッカ下級野良パーティですが
自分は敢えて野良で入るのが好きでした

ダンバートン1chで「募)ペッカ下@3」とか見掛けたら、とりあえず入っていました

マビノギは他のプレイヤーの装備品を見る事が出来るのですが
パーティに入ると他のプレイヤーの装備を確認します

そこそこのエンチャントが付いてる人が何人か居ると「これは大丈夫やな・・・」となるのですが
明らかに地雷っぽい装備が紛れているとヤバいです

地雷の方も1人程度なら対処できるのですが、2-3人紛れ込んでるとカバーも不可能になってきます
中にはパーティの募集主が地雷な時もあります
その場合はパーティに入る前に募集主の装備をみんな見るのでヤバそうだったらパーティに入らないで避けるので、パーティ不成立で解散していましたね

パーティリーダーには火力の他にも判断力も求められます
回線切れや切断等が起きると、戦線復帰が不可能になるダンジョンです

ペッカ下級は全5層で1層が大体10部屋前後ですので50部屋程あります
例えば2部屋目で1人が落ちてしまった場合
ここで続行か撤退かの判断力が求められます

人数が減れば減る程、DPSは下がっていきますし、事故率も上がります
撤退を選択するとそこまでに掛かった経費が一切返ってきませんので赤字が確定になります
とは言え、入って10分程度で2人脱落してしまった場合は撤退した方が無難でしょう
通行証が余っているなら再度募集を掛けた方が良いです

しかし、中途半端に3層まで進んでしまった場合はどうでしょうか?
1層で1人落ち、2層で1人落ち、3層目の中盤辺りで更に1人落ちます
8人居たメンバーも残りは5人
22時に入ったダンジョンも既に日付は変わっています

リーダー「すいません・・・」
リーダー「どうします?」

リーダーは言って欲しいのです
諦めましょうか?と言う甘美の一言を
自分から「諦めますか?」この言葉は中々言い出せません
戦犯になりたくは無いのです

既に3人落ちている訳ですから火力も5/8まで落ちています
恐らくこのペースで進行してもクリアは2時30分~3時頃になるでしょう
自分はスロカスニートだったので明け方までプレイしても問題は有りませんが、中には社会人の方も居るでしょう
自分は勿論「帰ります」とは言いません
きのこ「任せますよ^^」

1時を過ぎました
Aさんが申し訳無さそうに言います
A「すみません・・・仕事があるので落ちても大丈夫でしょうか?」

残りは2層
ゴールが見えてきたとは言え、この少なくなった人数で抜けると言う事は死刑宣告に近いです
ちなみに、この辺りで「無言切断」や「寝落ち(した振り)」が多くなってきます

それだけに、自分から落ちます宣言をするAさんは個人的に偉いなぁ・・・と思います
1時を過ぎると大抵が無言で消えていきますからね・・・w

人が減ると火力は下がって事故率が増えるので、これだけ聞くと良い事は何も無さそうに思えますが
実は1つだけ人が減ると得する事があります

ダンジョンのクリア報酬は基本的にランダムなのですが
ペッカ下級だけ報酬テーブルが特殊で必ず「ドラゴンブレイド」が出現しました
ドラゴンブレイドも色々種類があったのですが、ハズレでもそれなりの値段で売れましたので人気のあるダンジョンだったのです

つまり、確定でドラブレが出現する為
8人でクリアすると報酬は1/8ですが、4人だと1/4になります
減れば減る程、報酬期待値が上がるダンジョンでした

マビノギの報酬システムの話をすると

マビノギはダンジョンの最深部のボスを倒すと宝箱の鍵が貰えます
この鍵は1人1個貰えて、ボス部屋の奥の宝物庫を開けるとアイテムを貰う事が出来ます
この宝箱はその時のボス部屋の階層に居るメンバーに鍵が出現して、メンバー分の宝箱が出現します

これはどういう事かと言うと

例えば8人PTで突入して1層で1人、2層で1人、3層で2人脱落したとします
5層が最深部でボスを倒したメンバーは4人
この場合は鍵は4個、宝箱は4個出現します

次に8人PTで同じく1層で1人、2層で1人脱落します
3層で1人反応が無くなりました。恐らく寝落ちです
動かなくなったのでPTからは蹴りますが、ダンジョンからは追放できない為、この方は3層目に留まります
5層の最深部のボス撃破時は5人
この場合は鍵は5個、宝箱は5個出現となります
3層に1人残っていますが、5層目に居ない為に鍵と宝箱は出現しません

ここまで来ると感の良い方は気付いたと思います
5層目で寝落ちしてしまった場合はどうなるか?
ボスクリア時のパーティは5人ですが、最深部に居る人数分の鍵と宝箱が出現する為、鍵は6個、宝箱は6個出現します
この事から、寝落ちするなら最深部以外で寝落ちしてくれ!w
と思った方も多いハズです

ちなみに自分は絶対に「諦めましょう」とは言わなかったのですが
一度だけ地雷パーティに遭遇して心が折れかけた事があります

超ウルトラミラクルハイパー地雷パーティの話


この時も野良のペッカパーティに入ったのですが、メンバーの1人が店売りローブにノーエンチャントの鎧にその辺に落ちてそうなブロードソード装備です

明らかに初心者です

普通はこの段階で蹴るのですが、この時のリーダーは仏の心でもあるか、まさかのキックをしません
「ちょっとその装備だと厳しいですねぇ~」とか言ってお断りするのが普通です
「おいおいマジかよ?」と思ったのですが
「揃いましたね^^」と言って突入します

ま、まぁ、初心者の皮を被った上級者かもしれないし・・・
と思ったのですが、予想通りと言うか初心者の方でして

ペッカに出てくるモンスターはヘビースタンダー持ちが大半で
通常攻撃だとほぼ弾かれます
1回でも潜った事のある方だと常識なのですが、この方は果敢にもアタックでホローナイトへ挑んでいます
勿論、ヘビースタンダーがありますので反撃で即死しています
突入してからものの10秒で即死です

1部屋目をクリアした時点で初心者の方は既に10回程死んでいました
自分はモニターの前で笑いながら初心者の方を蘇生していました

ここで慣れている方だと「ちょっと今回は厳しいですねぇ」と言って撤退するのが普通なのですが
何も言いません

まさかの続行です

これを受けて、パーティメンバーの1人が無言で落ちました
まぁ十中八九回線落ちでは無く無言の撤退でしょうw
賢明な判断だと思います
続いて、更に1人消えます
賢明な判断です

2部屋目の時点で既に2人が回線落ちで残り6人
1人は完全な初心者です

こうなると逆に最後まで見届けたくなってきました

このヤバいパーティを

こういう事もあろうかと、蘇生用のフェニックスの羽はペットに500枚くらい入っています
2層突入時点で更に2人落ちて残り4人です
残ってる4人の内1人は初心者の方なので実質3人です

勿論自分は撤退宣言はしません

そして遂に3層目でリーダーと初心者の方が消えました
初心者の方は100回くらい蘇生したと思いますw

普通に考えると残り丸々3層残っている状況でパーティは2人と言う状況
時刻も既に3時前くらいです
野良パーティで初めて一緒に戦う方ですが、2人に撤退の2文字はありませんでした

普通はこの状況だと「どうする?」とか会話があると思います
しかし、お互いにそんな会話は一切ありません
クリアの2文字しか2人には見えていなかったのです

21時頃に入ったペッカ下級ですが、クリアしたのはなんと明け方の7時頃でした
過去最長の10時間コースです

この時に最後まで残った方はオーリンズさんと言う方で、後々ペッカプロと呼ばれる方なのですが
このペッカ下級が切っ掛けで仲良くなり、3-4年くらい一緒に遊びました

ペッカ低人数攻略法

ちなみにこれまでの最小踏破人数は3人だったので、2人でクリアしたのは初だったと思います
使える小技は全て使い切った感じでしたね
「ペッカ下って2人でもクリアできるんやな・・・」と完走した感想でした

当時の低人数の攻略法としては

・扉の前にペットを待機させてタゲ取り
・部屋内にキャンプファイアを設置して安地の確保

等がありました

ダンジョンはモンスターが湧くと扉が閉まって中に入らないと攻撃は出来ないし攻撃を喰らわない仕様なのですが、モンスターにターゲットは取られます
これを利用して、扉の前にペットを休憩状態で設置する事で攻撃されない場所のペットにモンスターのタゲが分散すると言う戦法です
低人数だと滅茶苦茶強い小技でした

この戦法には唯一の弱点がありまして
「レッドゴースト」の存在です

こいつは全体魔法の「ファイアボール」を打つモンスターなのですが
ファイアボールがタゲ指定無しで打てる唯一の魔法なので、扉の向こうに居るペットにぶっ放してきます
ファイアボールの効果範囲もかなり広いので巻き添えを食らって大体死にます
ファイアボールが放たれた瞬間「や、やめろおおお!」ってなるのは風物詩でしたね

ちなみに避けるのが不可能で喰らえば即死のファイアボールですが
唯一避ける事が出来る攻撃スキルがあります

・・・ウインドミルです

やっぱウインドミル最強じゃね?

次がキャンプファイア設置なのですが
キャンプファイアキット」を使えばダンジョン内で焚き火をする事が出来ます
基本的には戦闘終了後に焚き火をして休憩等に使うのがメインなのですが
この焚き火が障害物判定をされていて焚き火越しに攻撃が不可でした
そもそも戦闘中に焚き火をする事が無いのでこれに気付いた時は驚愕しましたね・・・

当時のペッカを3人で攻略しているSSを頂いたので貼っておきます

スキル構成や体力が300程度なので2008年頃だと思います

これは焚き火の障害物判定を利用して
アタック等で敵AIを凍結させ、焚き火に引っ掛ける戦法ですね
この状態でタゲが移らない技を使う事でハメ殺す事が出来ます

ペッカ3人衆の誕生

オーリンズさんとペッカ下級周回を始めて数ヶ月が経ちました
基本的には野良で募集するのですが、その日もオーリンズさんの野良ペッカPTに誘われてた日でした

基本的に誰でもウェルカムなのが野良パーティですが
明らかに低レベルな方や初心者の方、後はまぁ中華っぽい人は蹴る事も多いです
その日も明らかな中華ネームの方がパーティに入ってきました

きのこ「オーさん、中華入ってきたよ」
きのこ「蹴らないの?」

オーリンズ「あぁ、その人フレンドの方だよ」
オーリンズ「仲良くしてあげてね」

そして出会ったのが「椙牙岬龍斬」と言う方でした
これだけ見ると明らかに中華ネームっすねw

本人曰く「名前を付けるのをミスった・・・」と嘆いていました
りゅーたんはマビノギも始めて数ヶ月くらいでしたが平気で1日10時間くらいダンジョンに籠もる廃人気質でした
直ぐに仲良くなって深夜帯はこの3人で良く遊んでいました

オーリンズさんは基本的に深夜帯
りゅーたんは大体何時でも居ましたね・・・w

昔、ニコニコに投稿した時の動画が残っていました
「樽の廃集団か」みたいなコメントが書かれていますね
この時も洋服を着て戦ってるので、ほぼローブは着ていなかったと思います

出会ってから3年程でオーリンズさんは色々有り引退しました
1度「オフ会やろうぜ」みたいな話もありましたね・・・

りゅーたんはオーリンズさんのギルドに入っていたので
その時にりゅーたんはこちらのギルドで引き取る事になりました
りゅーたんも「かなえたん親衛隊」として頑張って働いてくれました

マビノギ内の一緒に遊んだ時間だけなら、りゅーたんが一番長いんじゃないかなぁ
昼間でも夜間でもログインしていましたし、ボスやダンジョンや殆ど一緒に遊んでいたと思います

Skypeのフレンド交換もしていて
マビノギ以外でもハンゲームやパンヤ等でも遊んでいました

8年くらい前だと思います
Skypeでチャットしてた時に「ちょっとタバコ買いにコンビニ行ってくるね~」と言ったまま音信不通になりました
マビノギからもSkypeからもmixiからも消えてしまいました
最後に交わした言葉が「いってら」です

こういうのがネットの繋がりだけの怖い所なんですよね・・・
5年くらいずっと一緒に遊んでいたのにある日、急に忽然と消えてしまいました

りゅーたん元気にしているのかなぁ・・・

あとがき

バタフライエフェクトと言う言葉を知っていますでしょうか?

自分の好きな映画の1つで、2004年に公開されたアメリカの映画です
アニメやゲームが好きな方だと「シュタインズゲート」の方が有名でしょうか

人生は選択の連続です
とは言え、基本的に些細な選択肢だと人生の影響力って殆ど無いと思うんですよね
例えば帰りに「松屋」にするか「吉野家」にするか悩んだとして
松屋を選んでも吉野家を選んでもその後の人生の影響力は殆ど無いんですよ

これをマビノギで考えてみましょう
自分はマビノギは誘われてプレイしました
ですので、サーバーを選んだのは友人です

その友人がその時、どういう思考で「タルラーク」を選んだのかは解りません
当時は全5サーバーだったのでタルラークは中央のサーバーだった筈です
たまたま人が少なくて「推奨」みたいな文字が付いていたのかもしれません
何にせよ友人は「タルラーク」を選びました

もし、この時「マリー」や「ルエリ」を選んでいたら?
初期に設立した「きのこ騎士団」は自分で作ったギルドですし、ブログのメンバーが主な参加者で他の人とも殆ど交流が無かった為、ここまでは似たような歴史をなぞる可能性はあります

でも、解散後はユリシーヌさんとも出会っていませんし、勿論タルラークじゃないのでかなえたんも存在しません
ユリシーヌさんと出会わなかったら、そこでマビノギを辞めていた可能性が高いです

マビノギは21600時間プレイしました
あそこでマビノギを辞めていたら21000時間は他の事に使えていた可能性があると言う事です

ゲームをするのは無駄な時間とよく言われますが
自分はマビノギを通して出会った人の事をこうやって思い返すと、それは無駄な時間だとは決して思いませんでした
ゲーム内で交流があった人で今でも交流が続いてる人が居ます
10年プレイしたゲームですが決して、その10年の思い出は無駄では無かったと断言できます

正に、マビノギは人生でしょう

毎度の事ですが、滅茶苦茶長くなってしまいました
本来は廃人時代の廃エピソードとかも書いていたのですが、そうなると専門用語が非常に多くなってしまい、既プレイの方じゃないとちょっと厳しいかな・・・?と思って削除しました

とは言え、色々と追記をしていたら気付けば70000文字超え
当ブログでも一番の長さの記事になってしまいました

のんまびが生きていたらデータやSSも引っ張ってこれたので余裕で100000文字を超えていたと思います
まぁ、そうなった場合は流石に分割してそうですがw

最後に、この記事を書く切っ掛けの1つなのですが
皆さんって夢を見ますよね?

夢って基本的に自分が過去に経験した事が出てくる事が多いと思います
自分の場合はたまにマビノギをやってた時の夢を見ます
とは言え、その夢も最近は見なくなってきました
当然ですが、プレイしなくなってから結構経ちますからね

廃プレイをしていたのも10年以上前の事です
色々な人とダンジョンを駆け回ったのも10年以上前
かなえたんと最後に会話したのも、もう8年程前です

夢に出てくる人も今回紹介した人が出てくる事が多いです
大抵の方が別れも言えずにさよならした事が多いので心残りもあります
数ヶ月ならともかく、数年以上の付き合いでしたからね
3年って高校1年から3年まで一緒のクラスって事ですよ
それくらいの期間一緒に遊んだ訳ですよ
そういう記憶もどんどんと薄れていって最後には忘れるんだろうなぁ・・・
と言う事を考えると、忘れてしまう前に最後に記事にしておこうと考えました
それが今回の記事になります

で、可能性としてはほぼ0%に近い確率だと思うのですが
このブログもそろそろ続けて1年です
メインとしてはゲームとパチスロ関係の記事が多いですが、そこそこのアクセスがあります
一応、SEO対策もしているので、検索ワード次第だと結構このブログも引っ掛かったりもします

この記事も投稿して1週間程ですが

こんな感じで1番上に来るようになりました

ふと何かの切っ掛けで、そういや昔マビノギやってたなぁ・・・って感じで
「そういや、きのこんって奴がいたな」みたいな感じで検索した時にこのブログを見る可能性も0じゃないかもしれません
0.001%の可能性でも0%では無いんですよ
そういう気持ちもあり、今回の記事を作成しました

2010年前後にプレイしてた方だと「タルラーク きのこん」で思い出してくれる人も居る筈です
当時の事を覚えている方が居ましたら、コメントとか下さると泣いて喜ぶと思います

それでは長くなりましたが、記事の方はこの辺で終わりたいと思います

ここまで見て頂き有難うございました

コメント

  1. 通りすがりの者 より:

    自分は当時、ハンゲームにハマってましたね
    大富豪や7並べ、ポーカー、三人麻雀等があった時代です

    10万人同時同接で盛り上がったのを未だに覚えています

    ハンカノ(ハンゲーム内での彼女、彼氏)とかありました。今でこそPCやスマホ、タブレットでディスコードを筆頭にラクにVC出来る時代になりましたが、当時はツールやデバイスが乏しかったのと、自分のPCでなく家族共有のPCだったのもあり密かにMSNメッセンジャーやSkype、まさかの携帯番号交換とかでどこぞの女子と通話したものです

    ななぱちを久々にプレイしたとき、マイページ漁ってたら学生時代の自分の日記が出てきて「こんな事書いてたのか昔の自分…!」と少し恥ずかしくなりましたね。というか残ってる事に驚き

  2. きのこん きのこん より:

    コメントありがとうございます

    こんなクソ長いオナニーみたいな記事を読んで下さりありがとうございました・・・

    大富豪・ポーカー・三人麻雀は鉄板ですよね
    自分もハマったのは高1の時かなぁ
    中3の時の友達と学校も別れて疎遠になりそうな時に、その中学の友達と学校終わった後にハンゲで集まって半年くらいワイワイやってました
    ポーカーは破産多すぎ問題で貧富の差が激しかったですよねw
    結局、パチスロとギャルゲーにハマってしまって中学の友達とも疎遠になっちゃってハンゲからも、パチスロDXをやるまで足が遠のきました

    当時はその手のアングラ系も充実していましたよね
    自分も携帯サイトで女の子と仲良くなって最初はメールでやり取りだったのですが、電話番号を交換した時はドキドキしましたね

    ハンゲは去年くらいにその手のメール関係は全てチョコットランドに吸収された様ですね
    最近ログインしたら情報も全て消えていて非常に使いにくくなっていました

  3. 通りすがりの者 より:

    いえいえw 仮に自分もHG時代+αのオナニー日記を書こうとすれば、数万字はくだらないくらい歴史が詰まっているので、こういった日記を見て思わずコメントしてしまいました。

    ポーカーは末期は所持金がインフレしすぎて、最低ベット単位が1億円の卓があるとかワケのわからない状態でしたね。当時は所持金で称号が決まってましたが、1兆円以上で「神様」でしたが神様しかいなかった記憶

    自分はHGからmixiやモバゲーに移っていった感じですね。相変わらずそこでも女子と仲良くなっては、メールや電話で一喜一憂してたのは良い思い出です

    ああ…じゃあ、もしかしたらもう自分の学生時代の日記は葬られたかもしれませんね。社会人になった自分から見ると「学生あるあるのイキり日記だな」って俯瞰しながら自分の日記を見たりしてました

  4. きのこん きのこん より:

    流石に10年選手で現役時代はネトゲ住人でしたからねぇ
    たまにこういった歴史記事も投稿するのでまた見てやってください

    ハンゲはデフォルトページからは一切見れなくなってるので
    また暇な時にでもチョコットランドで確認してみてください
    もしかしたら日記は残っているかもしれません
    チョコットランドログイン→マイページから行けたはずです

  5. 匿名 より:

    私も当時のプレイヤーで、エリンでお名前を何度もお見掛けしたことがある方のブログでしたので、ついつい読み込んでしまいました。懐かしいなあ…。
    自分を振り返ってみて、そりゃ書き起こしたらとんでもない字数になるよなあ、なんて思ってしまいました。面白かったです。ありがとうございました!

  6. きのこん きのこん より:

    コメントありがとうございます!
    基本的には8chに生息していましたが、廃人時代は大抵1chに居たと思うのでその時ですかねw
    記憶力は結構良い方なので名前を教えて頂けると覚えているかもしれません

    ガッツリプレイしていたのは15年以上前とは言えライフワークみたいなもんだったので結構覚えている自分にビックリしました
    かなりの長文ですが読んで頂きありがとうございました

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